
仏神は尊し仏神をたのまず
世の中には、スピリチュアルにハマる人が沢山います。
しかしこれはあまり良いことではありません。なぜならこの世界はどこまで行っても現実の世界だからです。もちろんそういった力が存在するということは、誰も否定できません。
しかし、その力を盲信しすぎて目の前にある現実に向かうことを、忘れてしまうというのが最もよくないことなのです。
スピリチュアル的なものは、目の前の現実の世界で、やるべきことを全てやり終わった後で初めて頼るべきものなのです。
「思考は物質化する」
このような言葉を、あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
では、この言葉は、いったい何を意味しているのでしょう?
強く思ったことには現実となる
それは、「強く考える」か、あるいは、「くり返し考えられたこと」は現実となるということです。
日本では、これを昔から念とよんでいました。
念には力があり、それはまた「念力」とも呼ばれます。
つまり、念力とは、「強く思ったことには現実となる力がある」という意味なのです。
この「念」というのは、単なる思考で作られるものではありません。
思考+感情=念
ということなのです。
ここでいう感情とは、気分あるいは心持ちのことで、つまり、どう感じているかということです。つまり、思考と感情が合わさることで「念」となり、現実化していく力を持つということなのです。

ですから思考だけでは、現実化することはなく、ただ、流れていってしまうものなのです。
ほとんどの人が思ったことがかなわないのは、ここに原因があります。
願えば本当に叶うのか
さて、それでは、本当に願えば叶うのでしょうか?
よく、お金持ちになりたかったら、お金持ちになることを願いなさいという話を聞きますよね。あなたも、そのような話を一度は耳にしたことがあるかと思います。
では、果たしてそれは本当でしょうか?
はっきり言ってしまうと、それは叶いません。
なぜかといいますと、ほぼ、世界の人口のほとんどの人が願っているはずなのに、かなっていないからです。これは、確実な証拠です。
確かに、お金持ちになりたいという最初の意思は大事です。しかし、よく考えてみてください。電車に遅れそうだからと、座って必死になって願っても間に合わないです。それよりも、まず「走れ!」ってことです。
お金だって天から降ってくるわけではありませんから、待っていたって、遺産相続で大金が転がり込んでくることが願った人全員に起こることなど普通はありません。
当たり前のことなのです。
スピリチュアルに頼らない
しかし、なぜか、多くの人はこういう僥倖を信じて待っています。ありえない話です。普通に考えればいいだけです。
お金をもっと稼ぎたいと思ったら、稼げるようなことをすればいいだけです。
時給の高いところに転職するか?
自分で商売をはじめるか?
それだけのことなのです。
実はすごく単純なことです。
それを難しく考えるから、ありえないものに頼ろうとするのです。

そうではなくて、ただ普通にものを考えて普通に行動すればいいだけなのです。
そこには、スピリチュアル的な奇跡は何もありません。
あなたは現実的に生きるべき
しかし世の中には、スピリチュアルにハマる人が沢山います。
これはあまり良いことではありません。なぜならこの世界はどこまで行っても現実の世界だからです。
もちろん、そうした力が存在するということは、誰も否定できません。
しかし、その力を盲信しすぎて目の前にある現実に向かうことを、忘れてしまうというのが最もよくないことなのです。
あなたが、そういったスピリチュアル的なもの、宗教的なもの、こういったものを信じるのは構いませんが、それに振り回されるようなことはなるべく避けた方が良いのです。
そもそも、こういったスピリチュアル的なものは、目の前の現実の世界で、やるべきことを全てやり終わった後で初めて頼るべきものなのです。
宮本武蔵が、「独行道」に次のように書いています。
「仏神は尊し仏神をたのまず」
スピリチュアル的な者や、神仏の力を借りるということは、最後の最後、ほんとにほかにやるべきことが全てなくなったその時に初めて頼るべきものなのです。