できないと思い込むから何もできなくなる

思い込みが自分自身を縛っている

人生の質や行動、そして成果は、全て自分の信念で決まる。できると信じているからできるようになるし、できないと信じているからできない。つまり誰にでも、何にでもなれる可能性があるということだが、これは心強いと同時になかなか厳しい言葉だ。自分の人生の失敗は、自分自身ができないと思い込んでいるから失敗したということになるからだ。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。小規模事業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを専門に行い、30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

できると信じているからできるようになる

人生の質や行動、そして成果は、全て自分の信念で決まる。私自身、自分の人生を振り返ってみても、これは確かにそうだなと感じる。

できると信じているからできるようになるし、できないと信じているからできない。つまり誰にでも、何にでもなれる可能性があるということだが、これは心強いと同時になかなか厳しい言葉だ。

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逆に考えてみれば、自分の人生の失敗は、自分自身ができないと思い込んでいるから失敗したということになるからだ。

「できると信じても、
できないと信じても、
どちらも正しい。」

これは、フォード自動車の創業者であるヘンリー・フォードの残した言葉だ。

思い込みは巨象すらも細いロープで縛る

信念の力については、過去に多くの人が書いている。その中で、よく例に出されるのが象の調教についての話だ。

象の調教では、子供の頃から同じロープでつなぐことで、大きくなっても逃げようとしなくなる。子象の頃は、非力でロープだけでも十分に行動を規制することができる。すると大きくなってからも、ロープがあれば逃げられないと思い込んでしまうのだ。

思い込みは巨象すらも細いロープで縛る

逃げられないと思っているから、細いロープでつなぐだけでも絶対に逃げようとしない。しかし象は、その気になればロープやつないでいる杭を引き抜いて、自由にいつでも逃げることができる。逃げられないと思い込んでいるために、ずっとその場にとどまっているのだ。

私たち人間も、この象と同じだ。
もちろんあなたも!

過去の失敗が思い込みを作りあなたを縛る

あなたは、かつて一度失敗しただけで絶対にできないと思い込み、その場で足踏みしていないだろうか。時間が経って今ならできるようになっているかもしれないのに、もしかして尻込みしていないだろうか。

時間というのは、あなたの知らないところであなたを大きく成長させている。子どもの時に届かなかった鉄棒も、今ではあなたの腰のあたりにあるはずだ。

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できないという思い込みだけで、新しいことに挑戦するのを避けてはいないか。時間の経過とともに、あなたは、その能力を獲得しているかもしれないのだ。そして、さらに悪いことに誰か他の人の思い込みのせいで、できないような気にはなってはいないだろうか。

あなたの行動を邪魔しているのは、ただ単に

「自分にはできない」

という、自分の勝手な思い込みだけなのだ。

思い込みを壊せば可能性が浮き出てくる

人は誰でも大きな可能性を秘めている。しかし、その可能性を生かせる人はわずかしかいない。

誰もが、自分自身で

「そんなことできっこない」
「自分には無理だ」

などと思い込んでいる。

それは、子供のときに刷り込まれた思い込みだったり、ただの習慣だったりする。可能性に制限は無いのだが、自から制限を設けてしまっているのだ。

一度自分の心の底を見つめて、あなたの行動を止めているのは、どんな思い込みかを観察してみることである。その思い込みは、なぜ生まれたのかを記憶を辿って、原因を見つけられたら、その思い込みは少しずつ解消されていくのだ。

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