運を開く言葉

たったひと言が人生を変えることがある。書家、瑞雪氏とのコラボ作品コレクション。

人は役目を終えたときに自然と離れていく

去る者は執着して追ってはならない

あなたに関係する人は
すべて何らかの
役目を持っていて
役目が終われば去っていく

だから、無理に追っかけたり
引き止める必要はない

別れは哀しいことではなく
単に役目が終わっただけだ

どんな人も必ず別れがくる

それは、好い人であろうと
悪い人であろうと
最愛の人であろうと
最悪の人であってもだ

これは避けようがない

だから素直にただ別れを
受け入れることだ

別れたくないと執着すると
さらに苦しむことになる

去る人は追わず心を静かに整える

別れはいつも、唐突にやってくる。
昨日まで普通に笑い合っていた人が、今日はもう心の距離を置いている。
理由もないこともあるし、あっても腑に落ちないこともある。
でも、そこに答えを求めすぎると、心がだんだん重くなってしまう。

人は誰かと出会うとき、必ず“何かの役目”を背負っている。
学びか、癒しか、気づきか。
それが終わると、自然にその関係は緩やかに解けていく。
縁とはそういうもので、ずっと一緒にいられる関係は案外少ない。
たとえそれが、愛しい人でも、長年の友人でも。

だからこそ、去る人に執着するのは、風に逆らって傘を広げようとするようなもの。
うまくいかないし、びしょ濡れになるだけだ。
むしろ、いま自分のそばにいる人たちとの時間を、もう一度ていねいに見つめてみるといい。
去った人ではなく、残った人との縁が、いまの自分の運を育てている。

それに、無理に引き止めた人とは、その後もうまくいかない。
たとえ戻ってきても、どこかに温度差がある。
人の心は、潮の満ち引きみたいなもので、去るときは去り、戻るときは戻る。
それを操作しようとするほど、流れはねじれてしまう。

静かに見送る。
心の中で
「ありがとう」
とつぶやく。
その姿勢が、あなたの気を整え、次の良縁を呼び込む。
執着せず、笑顔で手放す。
それが運の巡りをよくする、ひとつの知恵なのだ。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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