心の整え方

運をひらくための最初の一歩は、自分の心を整えること。焦りや不安を手放し、自分を信じる感覚を取り戻すと、世界の見え方が変わり始める。日常の中でつい乱れがちな心を整え、穏やかな内側から運を育てていくための言葉。

問題の解決策は必ず用意されている

問題には解決を助けてくれる事や人も用意されている|筆文字書作品
問題が起きた日は、運が止まったのではなく、立て直しの合図が鳴っただけだ。焦りで視野が狭くなるほど、助けの事や人は見えにくくなる。だから気合いより先に、事実を見える形にして一歩を決めると、道は静かに動き出す。(内田 游雲)




問題解決とは何か
問題解決とは、事実と想像を分け、用意された事・人・機会を見える形でつなぐ営みである。

どんな問題にも必ず答えが待っている
答えはすでにこちらに用意されている

それは物の形で手元に届いてくる
それは人の言葉で背中を押してくる
新しい機会として扉がひらいていく

心が曇ると入口を見失ってしまう
だからまず息を深く整えてみるだけ
事実と想像を分けて紙に置いてみる
次の一手を小さく一つだけ選んでみる
向き合うほど道は静かにひらいていく

不安で胸がいっぱいの日でも、大丈夫、紙に一つ書けた瞬間から、助けはちゃんと見える形で近づいてくる。

問題が起きた日は、気持ちが追いつかず、言葉も手も止まりやすい。
そんな自分を責めず、「今は整理の時間だ」と決めるだけで十分だ。
ここからは、頭の中の混線をほどいて、今日できる一歩に落としていく。

経営の不安は見える化で道が開く

問題が起きた時ほど、解決を助ける事・人・機会が見えにくくなる。
最初にやるのは気合いではなく、事実と想像を分けて見える形にすることだ。
次の一手は「10分で終わる行動」を一つに絞ると、判断が戻る。
逃げずに向き合うほど、道は静かに開く。

問題が起きると、人は視野が急に狭くなる。
いつもなら見えるはずの“出口”が、なぜか壁の向こうに引っ越したように感じる。
特に経営者は、売上、資金繰り、スタッフ、家族、自分の体調まで背負っている。
背中の荷物が多いほど、頭の中は「最悪の想像」で満員になる。

ここで起きるのは、能力不足ではない。
脳が安全確認モードに入ることだ。

この状態が長引くと、解決のために必要なものが見えなくなる。
手段、人、機会が目の前にあっても、ピントが合わない。
だから「前向きに考えよう」と言われても、前向きの前に体力が尽きる。
そんな時は、気合いを足すより、まず不安の材料を分けるほうが効く。

経営者の不安は、だいたい二種類が混ざっている。
ひとつは事実。入金日、支払日、残高、約束、期限。
もうひとつは想像。
「こうなったら終わりだ」というストーリーだ。

ストーリーが膨らむと、現実の数字より声が大きくなる。
結果、判断が鈍り、相談も遅れ、ひとりで抱える時間が増える。
男性は「弱みを見せたくない」が出やすい。
女性は「全部回さなきゃ」で自分の休憩が消えやすい。

形は違っても、どちらも同じ場所で息が浅くなる。

ここで押さえたいのは一つだけだ。
問題解決とは、解決を助ける“事・人・機会”を見つけてつなぐことだ。
最初から正解を当てる作業ではない。
見えない時は、見えない理由がある。

目が悪いのではなく、情報と感情が絡まっているだけだ。
絡まった糸は、引っ張るほど固くなる。
だから最初にやるのは“ほどく”ではなく、机の上に並べる。
並べると、急に静かになる。



では、どう動くか。
ポイントは、解決策を「探す」より先に、見える形にすることだ。

まず紙かメモを出す。
スマホでもいいが、できれば紙がいい。
紙は感情を吸い込み、画面は感情を増幅しやすい。

紙に三つの欄を作る。
①事実 ②想像 ③次の一手。
たったこれだけで、空気が変わる。

①事実には、数字と日付を書く。
資金繰りなら、入金予定、支払い日、固定費、手元資金。
ここは占いではなく算数だ。
算数は強い。

見える化すると「分からない怖さ」が減る。

②想像には、頭の中の最悪シナリオをそのまま書く。
書くと、想像は意外と薄い。
声が大きかっただけだと分かる。

③次の一手は一つだけ決める。
ここが大事だ。
やることを十個書くと、また会議が再開する。
次の一手は、今の自分が10分で終えられるものが正解だ。

次に、助けを呼ぶ準備をする。
問題には、解決を助ける事や人が用意されている。
ただし、受け取る側が“受信可能”になっていないと届かない。
だから「相談する相手」を決めておく。

税理士、先輩経営者、取引先、家族、あるいは専門家。
男性はプライドの棚卸しが必要な時がある。
女性は「頼ると迷惑」の思い込みを外す必要がある。
どちらも、助けを借りるのは弱さではなく経営の技術だ。

さらに、情報の摂り方を整える。
ニュースやSNSを見続けると、問題が「自分の会社」から「世界の終わり」へ拡大する。
ここは一度、情報の摂取時間を決める
朝と夜に15分ずつ、などでいい。

空いた分で深呼吸を一回。
冗談みたいだが、呼吸は冗談を言わない。
呼吸が戻ると、判断も戻る。

最後に、未来像を短く置く。
「この問題が片付いたら、何が楽になるか」。
ここを一行で書く。

お金の流れが見える、眠れる、現場に笑顔が戻る。
未来像は派手でなくていい。
静かに回る状態が一番強い。

問題はあなたを責めるために来ていない。
姿勢と配分を戻す合図として来る。
だから逃げずに向き合えば道が開ける。

今日やることは、紙を出して三欄を書く。
それだけで十分だ。

問題の渦中にいる時ほど、「分けて書く」と言われても気が進まないものだ。
だからまず、息を一つ深くして、自分にこう言っていい。
「今は判断が重い日だ」と。
ここから先は、気持ちを置き去りにせず、つまずきやすい所をQ&Aで一緒に確認する。

読者からのよくある質問とその答え

Q. 問題が起きると前向きに考えられないのですが、どうすればいいですか?

A. 前向きの前に、視界を戻すのが先だ。
紙に「事実」と「想像」を分けて書く。
事実は日付と数字、想像は最悪ストーリーでよい。
分けるだけで気が落ち着き、助けの入口が見え始める。

Q. 問題には解決を助けてくれる事や人が用意されているのに、なぜ見つからないのですか?

A. 見つからないのは、無いからではなく焦りで目が曇るからだ。
抱え込みが強いほど視野が狭くなる。
状況を見える化し、相談先を一つ決めると気が巡る。
すると手段や人が自然に繋がる。

Q. すぐに動けない時、最初の一歩は何をすればいいですか?

A. 最初の一歩は「10分で終わる次の一手」を一つ決めることだ。
入金と支払いを並べる、1本だけ電話する、三欄メモを書く。
小さく動くと流れが戻り、次の助けも入りやすくなる。



Q&Aで確認したら、あとは迷いを脇に置き、今日できる行動だけを淡々と積んでいく。

【次の一手の行動】
1.事実と想像を分けて3分で書く
紙に「事実」「想像」「次の一手」を作り、事実には日付と数字だけを書く。
2.次の一手を10分で一つ終える
入金予定と支払い日を並べるか、請求や確認の連絡を1本だけ入れる。
3.相談先を一つ決めて連絡する
税理士か先輩経営者など一人に絞り、今日中に短い相談予約を入れて流れを戻す。

【要点まとめ】
・問題が起きたら、まず事実と想像を分けて視界を戻す。
・次の一手は一つに絞り、10分で終えて流れを動かす。
・助けは用意されているので、相談先を決めて受け取りに行く。

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【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、氣と運をテーマにしている。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。

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