怒らない習慣と感情コントロールで人生を変える方法

怒りを力に変えることは
一瞬の輝きに見える
けれどその炎はやがて
自分を削り敵を呼び寄せ
破滅の道を照らしてしまう
怒りの先に残るものは
ただ壊れた景色だけ
心を熱くするのではなく
静かにやるべきことを見据え
淡々と歩を進めていくことが要る
怒りを燃料にすると人生が焦げる
「怒りをバネにして成功した」
そんな話を聞くと、ちょっとカッコよく見える。
しかし現実は、怒りを燃料にして走り続けると最後は自分を燃やし尽くすことになる。
怒りの火は、目の前の障害を一瞬で飛び越える力になるが、同時に自分の心と体を焦がす厄介な炎でもある。
怒りの感情は、一度スイッチが入ると止まらない。
声は大きくなり、言葉は荒くなり、表情は険しくなる。
結果として人間関係を壊すのはもちろん、最初に傷つくのは自分自身だ。
人に向けたつもりの言葉の刃は、刃先を返して自分の胸にも突き刺さる。
これが怒りの恐ろしさだ。
だからこそ必要なのが、怒らない習慣だ。
怒りは抑え込むのではなく、
「出番がない状態」
にしてしまう。
たとえば深呼吸をひとつ、相手の話を最後まで聞く、すぐに返事をしない・・・。
そんな小さな行動の積み重ねが、感情的にならない方法になる。
また、怒りを感じた瞬間に
「この感情は本当に必要か?」
と問いかけるのも有効だ。
多くの場合、怒りの奥には不安や寂しさ、期待の裏切られた思いが潜んでいる。
それらを見つけたら、
「ああ、自分はこう感じていたのか」
と気づくだけで、不思議と感情は落ち着く。
怒りをコントロールする方法とは、自分の本当の気持ちを見つけることでもある。
そして、怒りは手放してしまった方が得だ。
恨みや不満を抱えて生きても、相手が変わることはない。
変えられるのは自分の心だけだ。
怒りを手放すことは、毒を吐き出すようなもの。
毒を持ち歩かない人は、表情も言葉も自然にやわらぎ、周りからの信頼も集まる。
怒りを燃料にして走るのは、使い捨てのロケットのようなもの。
一度は高く飛べても、着地は乱暴で危険だ。
どうせなら、安定飛行できる翼を持とう。
翼の材料は、穏やかな呼吸、柔らかい言葉、そして自分を笑える余裕だ。
怒らないという選択は、戦わない選択でもある。
戦わない人は、勝ち負けの世界から自由になる。
自由になった心は、どこまでも軽く、どこまでも遠くまで飛んでいける。
これこそが、怒りに支配されない人だけが手に入れられる本当の幸福だ。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。