心の整え方

運をひらくための最初の一歩は、自分の心を整えること。焦りや不安を手放し、自分を信じる感覚を取り戻すと、世界の見え方が変わり始める。日常の中でつい乱れがちな心を整え、穏やかな内側から運を育てていくための言葉。

成功する人は稼ぐより心を込めて価値を与えている

人間の価値はどれだけ得をしたかではなくどれだけ利益を与えたかである

よく、「私は、これだけ稼いだ」
こう自慢する人が
ネット上に散見される

しかし、それは他人には
どうでもいいことだ

大事なことはどれだけ利益を
与えてくれるかだけである

つまり人間の価値は
どれだけ与えることが
できるかによって決まるのだ

どれだけ得をしたというのは
自己満足にしか過ぎない



人の価値は心を込めた量で決まる

「私はこれだけ稼ぎました」
そんな話を聞くと、つい反射的に
「すごいですね」
と口にしてしまう。
でも本当は、その数字自体に意味はない。
大事なのは、その人が“誰かにどんな利益を与えたか”ということだ。

ビジネスでも人生でも、評価の基準を
「得したかどうか」
に置くと、話は浅くなる。
お金を持っている人が偉いわけじゃない。
誰かに与えた価値の大きさが、その人の深さをつくる
なぜなら、与えるには知恵が要るし、相手のことを思う“心のエネルギー”が要るからだ。

ここで忘れてはならないのが、
「与えるものの中身」
ではなく、そこにどれだけ“心を込めたか”という部分だ。
「良い商品を提供している」
「ちゃんと教えている」
それだけでは不十分。
本当に相手のためを想っているか、伝わっているかが問われる

たとえば、同じ手作りクッキーでも、適当に袋詰めしたものと、
「喜んでもらえるかな」
と微笑みながらラッピングしたものでは、伝わる温度がまったく違う。
モノではなく“想い”が価値を生む時代なのだ。

SNSで成果を自慢する人はたくさんいる。
でもその中で、
「誰かの役に立ててうれしい」
と話す人の言葉は、不思議とあたたかく響く。
与える人には、自然と人が集まってくるし、巡りめぐって自分のもとへ別の形で返ってくる。

つまり、人間の価値は
「どれだけ得をしたか」
ではなく
「どれだけ与えたか」
で測られる。
それも、心を込めて与えた人ほど、豊かな気持ちをまとっている。
得るより与える。
そこに、人としての美しさと信頼が宿る。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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