自分の価値が見えないときこそ思い出してほしいこと

自分にはどんな価値があるだろう
誰もがそんな悩みを持つ
何かの失敗をした場合にも
その失敗を引きずってしまう
そんな時には
あなたの存在そのものが
誰かの役に立っていたり
救いになっていることを
忘れないでおくことだ
家族や友人かもしれない
お客や同僚かもしれない
あなたの価値は
計り知れないほど
大きな存在なのだ
あなたの存在が誰かの支えになる
「あなたの存在は、きっと誰かの救いになっている」
朝起きて、ぼーっと鏡を見ながら思う。
「私って、いったい何の役に立っているんだろう」
家族の世話をしても、仕事をしても、ありがとうの言葉があるわけでもなく。
誰かの役に立ってる実感なんて、どこにもないように思えてくる。
でもね、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。
あなたが笑ったとき、救われた人がいる。
あなたががんばっている姿を見て、
「よし、私もやろう」
と思った人がいる。
あなたがくれた言葉が、ずっと心に残っている人がいる。
あなたの存在そのものが、誰かの支えになっている。
それは、特別なことをしたからじゃない。
ただそこにいて、日々を生きているだけでいい。
目立たなくても、報われなくても、それでもあなたはちゃんと価値のある存在だ。
「私なんて」
そう思ったときこそ、思い出してみよう。
今まで出会ってきた人たちとのやりとり。
あのとき、手を差し伸べた一言。
何気なくかけた励ましの言葉が、人生を変えるきっかけになることもあるのだから。
過去の失敗や、うまくいかなかった出来事だっていい。
それを話せるあなたは、誰かに希望を与える語り手になれる。
「そんな経験、私もあったよ」
そう伝えるだけで、救われる人がいる。
この世界は、派手なヒーローよりも、静かに寄り添う人を求めている。
あなたがそうだ。
気づいていないだけで、ちゃんと誰かの味方になっている。
だから、安心して、今日を生きてほしい。
あなたは、もうすでに誰かを助けている。
それだけで、十分なんだ。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。