心の整え方

運をひらくための最初の一歩は、自分の心を整えること。焦りや不安を手放し、自分を信じる感覚を取り戻すと、世界の見え方が変わり始める。日常の中でつい乱れがちな心を整え、穏やかな内側から運を育てていくための言葉。

成功する人は結果が出るまで続ける習慣を持っている

時間による熟成を信じて待てない人は物事が中途半端に終わる

あらゆる物事は
熟すのに時間がかかる

それを見ずに
焦りで手を引く人が多い

芽が出ぬと嘆き
途中で鍬を置いてしまう

未熟のまま物語は閉じられていく

成功は熟成を知る者に訪れる

静かな時の流れを信じ
育つ力を待てる人にだけ

人生という果樹は
甘い実を結ぶのだ



成功する人は焦らず信じて待つ

時間を信じることが、人生の果実を実らせる。
何をやっても長続きしない人には、ある共通点がある。
結果を急ぎすぎるのだ。

たとえばパン生地。こねて、発酵させて、じっくり待つ。
これを
「今すぐ食べたいから」
と中断したら、膨らみきらずに失敗する。
人生も同じで、熟成の時間を待てない人は、物事を半分で終わらせてしまう

焦る気持ちはよくわかる。
早く花を咲かせたい。
早く実を取りたい。
けれど、果実が甘くなるには時間が必要だ。
見えないところで根が張り、栄養を蓄え、やっと芽が出る。

途中で
「何も起きてない」
と投げ出したら、それまで積み上げてきた努力も無駄になる。
一番もったいないのは、芽が出る直前にあきらめてしまうことだ。

今は見えなくても、動いていないわけではない。
時間の中で、ちゃんと物事は熟している。
これは運や成功だけでなく、人間関係でも同じ。
信頼関係は、じっくり時間をかけて育てるもの。
種をまいて、すぐに花束にならないことを忘れてはいけない。

焦りの正体は、
「足りない」
と思い込む心にある。
でも本当は、あなたに足りないのは時間ではなく、待つ力なのだ。

思い出してほしい。
手間暇かけた漬物の味や、長期熟成ワインの深みは、時間がつくるもの。
人生も、じっくり育てるからこそ味わいが出る。

最後までやり遂げた人だけが、本当に自分の力を信じられるようになる
そして、そういう人だけが、人生の果実を手に入れる。

だから、もう少しだけ待ってみよう。
焦らなくていい。
あなたの中の何かが、ちゃんと育っている。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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