心の整え方

運をひらくための最初の一歩は、自分の心を整えること。焦りや不安を手放し、自分を信じる感覚を取り戻すと、世界の見え方が変わり始める。日常の中でつい乱れがちな心を整え、穏やかな内側から運を育てていくための言葉。

長所を伸ばす方法で短所を目立たなくする生き方

長所を褒めて拡大させていくと短所は縮小する

人は誰もが
長所と短所を抱えている

多くの人は
短所をどう直そうかと悩む

だが短所を直そうと
必死になるほど心は苦しくなる

それよりも長所を伸ばせば
短所は静かに影を潜めていく

長所を広げていく道は
楽しく自然に歩める道である

無理に短所を削るよりも
得意を育てたほうが輝ける



圧倒的な長所は短所を覆い隠す

人はどうしても短所を直そうと必死になる
忘れっぽいからメモを取ろうとか、不器用だから練習しようとか。
もちろん努力は悪くない。
けれど、短所を直す作業は、なぜか苦い薬を飲み続けているように感じる。
どんなに頑張っても、
「まだ足りない」
と自分を責めてしまうからだ。

一方で、長所を伸ばす道は楽しい
絵を描くのが好きなら時間を忘れて没頭できるし、人と話すのが好きなら自然と場を明るくできる。
そんな
「得意」
をどんどん拡大させていくと、不思議なことに短所はだんだん目立たなくなる。
苦手を直すより、得意を膨らませたほうが、周りの人も自分自身も心地よくいられる。

たとえば料理が苦手でも、笑顔で人を和ませる力があれば食卓は楽しい場所になる。
逆に完璧な料理を作っても、ぶすっとしていたら味も半減だ。
つまり短所はゼロにしなくてもいい。
長所を輝かせれば、自然と短所は小さな影に変わっていく。

さらに、長所は好きなことと直結している
好きだから情熱を注げるし、続けるほど光は増していく。
努力している感覚が薄いのに、どんどん成果が出るのだから心も軽い。
短所を気にしてうつむくより、長所を見つめて胸を張るほうがずっと健全だ。

世の中が惹かれるのは、欠点が一つもない人ではなく、圧倒的な長所を持つ人だ。
仕事でも人間関係でも、
「この人のここがすごい」
と感じられるものがあれば、多少の弱みには目をつぶってもらえる。
むしろ短所さえ、その人らしい魅力に変わってしまう。

だからこそ、自分に問いかけたい。
私はどんなことが好きで、何をしていると夢中になれるのか。
そこにこそ、短所を覆い隠す大きなヒントがある。

短所を削ろうとする人生は、ひたすら削って小さくなる人生。
長所を伸ばす人生は、好きなことに力を注ぎながら大きく育っていく人生。
どうせなら、自分の光を拡大していくほうが楽しいに決まっている。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
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