行動できない人が他人の成功を批判する本当の理由

理由はシンプルだ。
自分が動いていない現実を直視したくないからだ。
あの人は挑戦して結果を出した。
自分は足踏みしている。その差を認めるのがつらいので、批判という形で自分を守ろうとするのだ。

ここで押さえておきたいのは、批判する人とは、自分の不安や劣等感を隠すために他人を否定する人をいう、ということだ。
定義として理解すれば、相手の言葉に余計な力を与えなくて済む。

答えは簡単だ。
自分の行動に集中することである。
そもそも人生は、動いてみなければ進まない。
商品を売るのも、習い事を始めるのも、気になる人に声をかけるのも、すべて
「動いた人」
だけが経験できることだ。

失敗もある。
しかし、失敗は必ず次の行動の種になる。
動いて転んで、また動く。
その繰り返しが、自分の道をつくっていく。
批判するだけで動かない人より、転びながらでも前に進む人のほうがはるかに強い。

嫉妬の感情がゼロになることはない。
むしろ少しうらやましい気持ちがあるのは自然なこと。
そのときに、自分を卑屈にせず
「よし、自分もやってみよう」
と力に変えられる人が、次の成功を手に入れる。

人の成功を素直に喜べば、不思議と自分にもチャンスが巡ってくる。
思い出してほしい。
あなたが誰かを応援しているとき、実はあなたの魅力も増している。
周囲の人はそういう姿をちゃんと見ている。
つまり、喜びを分かち合うこと自体が、自分の未来を明るくする行動なのだ。

だからこそ、批判している人にエネルギーを奪われる必要はない。
そんな時間があったら、一歩でも動いたほうがいい。
行動する人には必ず風が吹く。
批判を超えて進む姿勢こそ、未来をつくる最大の力になる。

profile：
内田游雲（うちだゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究－洩天機－」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は、「木鶏」「千思万考」。

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瑞雪（ずいせつ）
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後㈱ブリヂストンに就職するも６年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。