心の整え方

運をひらくための最初の一歩は、自分の心を整えること。焦りや不安を手放し、自分を信じる感覚を取り戻すと、世界の見え方が変わり始める。日常の中でつい乱れがちな心を整え、穏やかな内側から運を育てていくための言葉。

不幸よりも幸運を怖れる人の心理と受け入れる方法

不幸よりも幸運に恐れを抱く人が少なくない

なぜか幸運に出会うと
人は恐れを抱いてしまう

そんなはずはないと疑い
落とし穴を探し始める

いいことばかりは続かぬと
心に影をつくり出す

けれど幸運はただ訪れる
疑わず素直に受け取ればいい

恐れを抱けば遠ざかり
受け入れれば幸せは残る



不幸に敏感で幸運に鈍感な理由

不思議なことに、人は不幸には敏感でも、幸運には鈍感である。
むしろ大きな幸運が訪れると
「こんなうまい話は怪しい」
と身構える。
心の奥で
不幸は当然、幸運は不自然
という思い込みを抱えているのだ。

これは人間の生存本能がつくった習性である。
危険や失敗には強く反応するよう進化してきたため、不幸に目が行く心理が働きやすい。
逆に幸運に対してはセンサーが鈍く、素直に受け取ることができない。
そこで
幸運を怖れる心理
が顔を出す。

例えば、良い縁が続いた時に
運が良すぎて不安
と思うことがある。
あるいは臨時収入を手にしても
こんなにラッキーなことが続くはずがない
と勝手に落とし穴を探してしまう。
だが、幸運は誰にでも半々の確率で訪れている。
ただ素直に幸運を受け取る方法を知っているかどうかで人生の色合いが大きく変わるだけだ。

大切なのは、訪れた出来事を
「良い」
「悪い」
とジャッジしすぎないことだ。
どんな出来事も受け取る姿勢次第で意味が変わる。
不幸ばかりを拾い上げれば人生は暗く見えるし、幸運に目を開けば景色は一変する。

幸せを遠ざけてしまう人は、実は自分の心でブレーキをかけている。
だからこそ、まずは
幸せを素直に受け入れる
練習をしてみるといい。
朝の小さな出来事、例えば電車で座れたとか、友人からの笑顔のひとこと。
これらを幸運と名づける習慣を持つだけで、不安は薄れやすい。

幸運を信じられない人は
「まだ準備ができていない」
と思い込んでしまうが、幸運は準備など待ってはくれない。
突然やって来て
「どうぞ」
と差し出される。
そこで
「ありがとう」
と受け取れる人こそ、さらに幸運を巡らせる人になっていく。

結局のところ、不幸も幸運も半々
それなら、不幸を数えるより幸運を数えた方が気分も運も良くなる。
幸運を怖れる必要はない。
むしろ笑って受け取る方が、人生はうんと楽しく転がり出すのだ。

「幸運を疑って小さな落とし穴を探すより、笑って受け取る勇気を持てば、不幸の影は居場所を失い、人生は幸せの舞台へと変わっていく。」

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
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