今の現実は過去の選択の結果で未来もまた自分で変えられる

気づいていないだけで、私たちは日々、膨大な数の選択をしている。
朝起きる時間、食べるもの、発する言葉、行く場所。
どれも些細なことに見えて、その積み重ねが人生のカタチをつくっている。
つまり、今この瞬間の状態は、すべて“選んだ結果”というわけだ。

とはいえ、
「私、こんなつもりじゃなかったのに」
そう思う人もいるだろう。
でもそれもまた、無意識で選んだもの。
選ばされたんじゃない。
選んでいたのだ。
ちょっと耳が痛いけど、それが真実。

たとえば、我慢ばかりの仕事を10年続けてきた人も、
「辞めるのが怖い」
そう思って残ったのは、その人の選択だ。
周りの空気に流されたとしても、
「流される」
という行動を、自分で選んでいたことになる。

怖さや不安は誰にでもある。
でも、それを理由に選択を放棄すると、運命は他人任せになる。
そうすると、不思議なほど“うまくいかない人生”がやってくる。
なぜなら、そこに自分が不在だから。

だからこそ、今日から変えられる。
未来はまだ白紙だ。
今この瞬間、どんな気持ちで、どんな行動を選ぶかで、次の運命は変わっていく。
選択に責任を持つことは、重たそうに見えて実はとても軽やかだ。
なぜなら、主導権が自分に戻ってくるから。

偶然に見える出来事も、よくよく見れば、かつての自分の選択の“お返し”なのかもしれない。
ならば次は、もっと機嫌のいい選択をして、心地よい“お返し”をもらおうじゃないか。
未来は、自分でデザインできる。
ほんの少し、視点と勇気を変えるだけで。

【運を開く言葉】
書：瑞雪　文：游雲

profile：
内田游雲（うちだゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究－洩天機－」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は、「木鶏」「千思万考」。

profile：
瑞雪（ずいせつ）
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後㈱ブリヂストンに就職するも６年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。