怒りや批判の言葉に隠された本音を見抜く

批判されたり、理不尽な文句を言われると心がざわつく。
しかし、その言葉の裏側を少しだけ覗いてみると、相手の切実な気持ちが見えてくることがある。
例えば、声を荒げて責める人ほど、実は自分に自信がなかったり、
「もっと自分を分かってほしい」
と感じている場合が多いものだ。
だからこそ、他人を責めることで自分の存在を確認しようとしているのかもしれない。

考えてみれば、
「なんでこんなこともできないの！」
と怒る人も、その奥には
「自分だって認められたい」
という想いが隠れているのかもしれない。
そう考えると、ただの批判の言葉も少し違った景色に見えてくる。

だから、次にそんな言葉を受けたときは、
「この人は何を求めているんだろう？」
そう心の中で問いかけてみるといい。
相手の感情の裏側にある
「助けて」
「分かってほしい」
という願いに気づくことで、自分の心も少しだけ軽くなる。

そして、自分が批判される立場になったときも、
「これは相手の感情であって、自分の価値そのものを否定するものではない」
そう思えるようになると、余計な怒りや不安に飲み込まれずに済む。
批判は決して楽しいものではないけれど、その奥に隠れた相手の本当の気持ちに目を向けると、少しずつ心が柔らかくなっていくものだ。

【運を開く言葉】
書：瑞雪　文：游雲

profile：
内田游雲（うちだゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究－洩天機－」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は、「木鶏」「千思万考」。

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瑞雪（ずいせつ）
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後㈱ブリヂストンに就職するも６年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。