夢を叶えるには願うだけでなく現実的な準備が必要になる

夢は信じて願えば叶うものだ
しかし夢がかなったときの
準備をしている人は少ない
つまり夢が叶うように
願っている人は多いが
それが叶うと信じている人は
とても少ないということだ
夢が叶うと信じていれば
叶ったときの準備をするのが
あたり前の行動である
それができていないのは
どうせ夢なんか叶わないと
自ら否定しているのだ
ここに夢が実現できる人と
そうでない人との違いがある
夢が叶わないのは準備不足のせい
「夢を叶えたい」
そう願う人は多い。
でもその一方で、
「夢が本当に叶ったときの準備」
までしている人となると、ぐっと少なくなる。
多くの人は“願う”というところで止まっていて、“備える”という段階まで意識が届いていない。
願うのはタダだし、口にするのも簡単だ。
「海外に住みたい」
「本を出版したい」
「カフェを開きたい」
どれも素敵な夢だ。
だけど、その夢が叶った瞬間、あなたは慌てず自然に受け取れる状態になっているだろうか?
夢が叶うとは、現実が動き出すことだ。
つまり、バタバタと本番が始まるということ。
そのときにあたふたしているようでは、チャンスはすぐに通り過ぎてしまう。
たとえば
「カフェを開きたい」
と願っていても、実際には開店資金が500万円、運転資金としてさらに数か月分の生活費も必要になる。
物件の家賃、内装費、備品代、仕入れ、広告宣伝、そして家賃が発生しても売上ゼロの日が続くかもしれない。
夢の実現には、お金の現実からも目をそらせない。
こうした準備ができていなければ、
「いい物件が空いた」
というチャンスが来ても、資金面で動けずに終わる。
夢が叶わないのではなく、夢を迎える体勢が整っていないだけなのだ。
「そんなうまくいくわけがない」
と自分で心のブレーキを踏んでいるなら、それは夢を自分で蹴飛ばしているのと同じ。
アクセルを踏みながらブレーキを踏む車が進まないように、心もまた動けなくなる。
運とは、“準備のできた人”のところにしか来ない。
これはスピリチュアルでもなんでもなく、人生の構造そのものだ。
チャンスは平等に降ってきても、気づいてつかめる人と、ぼんやり見送る人がいるだけ。
準備とは、未来の自分へのラブレター。
今日の小さな行動が、明日の自分を助けてくれる。
現実的な資金計画も含めて、
「叶ったら困らない状態」
を作っておく。
それが夢に対する、最大の誠意である。
夢は、待っていても来ない。
迎えに行くと決めた人にだけ、ちゃんと会いにきてくれる。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。