思い込みを手放すと自分の可能性が広がる理由とその具体的な方法

人は誰しも、
「ここまで」と自分に線を引く
そして引いたその線の中に
自分を収めてしまう
気づいてほしい
その枠は誰かが
作ったものではない
自分で作り
自分で閉じ込めているだけだ
そのことに気づいたとき
世界は静かに広がりはじめる
あなたを縛るものは
あなた自身
それを忘れないことだ
思い込みが可能性を狭めている
「私はこうである」
という思い込みが、自分の翼を折っている
「どうせ私にはムリ」
と心のどこかで決めてしまうことがある。
挑戦する前から、失敗のイメージばかりが先に出てきて、そっと自分を引き戻してしまう。
だけどよく考えてみると、それは本当に“事実”なのだろうか?
それとも、“思い込み”という名の牢屋に、自分で鍵をかけてしまっているだけなのだろうか?
人は意外と、自分のことをわかっていない。
「私はこういうタイプだから」
と自分を語るとき、その中身は意外と曖昧だ。
たとえば
「飽きっぽいから続かない」
「人見知りだから無理」
なんて、あたかも生まれつきの性質のように言うけれど、よくよく掘っていくと、ただの思い込みのくせだったりする。
できない理由を語るのは得意でも、できる可能性には目を向けない。
これはもったいないクセだ。
なぜなら、本当の可能性はいつも“やってみた先”にしかないからだ。
小さな頃、苦手だったピーマンを今は普通に食べているように、昔は全然泳げなかったのに、ある日スーッと泳げたように。
できなかったことが、いつの間にかできるようになった経験なんて、誰にもある。
それなのに、大人になると
「私はこういう人だから」
というラベルを自分に貼って、それ以上変わろうとしなくなる。
自分の能力を縛っているのは、実は自分自身なのだ。
もちろん、無理やり何かをしろという話ではない。
ただ、もし
「これはムリ」
と感じたときに、ちょっと立ち止まってこうつぶやいてみてほしい。
「それ、本当にそうかな?」
と。
この問いかけは、自分で作った“思考の枠”をやわらかく外してくれる。
思い込みを手放すと、心は思いがけない方向へと羽ばたきはじめる。
自分の可能性を、自分で決めつけるのは今日で終わりにしよう。
その瞬間から、あなたの世界はそっと広がっていく。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。