心の整え方

運をひらくための最初の一歩は、自分の心を整えること。焦りや不安を手放し、自分を信じる感覚を取り戻すと、世界の見え方が変わり始める。日常の中でつい乱れがちな心を整え、穏やかな内側から運を育てていくための言葉。

やる気が出ない時の対処法は小さな行動から始めること

やる気がなくてもまず行動する 後から気持ちがついてくる

成果を出す人と出せない人の
違いはただ行動できるかどうか

文章ならばまず一行を書き出す
浮かぶ言葉をそのまま並べればいい

作業ならできるところから始める
完璧でなくても小さな一歩でいい

人の心は行動で静かに変わり
やる気は後から自然に生まれる

待っていてもやる気は訪れず
動き出せば気分は必ず追いつく



やる気がなくても行動が心を動かす

「やる気が出ないなあ」
そんな朝は誰にでもある。
家事を前にしても、仕事のメールを前にしても、なんとなく腰が重い。
けれど不思議なことに、やる気を待っていても永遠に来ない
気分が自然に盛り上がるのを待っていたら、一日が終わってしまう。

そこで試してほしいのが、まず始めるというシンプルな方法だ。
洗濯物を畳むなら一枚だけ、文章を書くなら一行だけ。
最初の一歩が小さくても確実に心を動かす力になる。
始めてしまえば、次の一歩は勝手についてくる。

たとえば
「掃除する気分じゃない」
と思っていても、とりあえずテーブルを拭き始める。
すると
「ついでに床もやろうかな」
と流れが生まれる。
行動が心を引っ張るのである。
やる気は最初の火種ではなく、動き始めた後に燃え上がる火のようなものだ。

実はこの現象には名前がある。
心理学では
「作業興奮」と呼ばれている。
人は行動を始めると、脳の側坐核(そくざかく)が刺激されて快感物質のドーパミンが分泌される。
すると気分が乗り、やる気が後から湧いてくる。
つまり
「気持ちが動くから行動する」
のではなく、
「行動するから気持ちが動く」
のだ。

これは仕事にも当てはまる。
パソコンを開いて一文だけ打ち込むと、不思議と次の言葉が出てくる。
逆に
「やる気が出たらやろう」
と考えていると、気づけばスマホを触って一時間が過ぎている。
やる気を入り口にしないという発想が大切だ。

難しい理屈を知らなくても、
「やり出せば気持ちがついてくる」
経験は誰しも持っているはずだ。
心は行動に後から追いつく、そう覚えておくと気が楽になる。

もちろん完璧を求めなくていい。
最初から全部片づけようとすると余計に重くなる。
むしろ
「一分だけ」
「一行だけ」
とハードルを低くする方が効果的だ。
小さな一歩で流れを作れば、やる気は自然と育つ

だから
「やる気が出ない」
と嘆く日こそ、まずは手を動かしてみよう。
ほんの少しの行動が、後から気持ちを連れてきてくれる。
気分は後追いでやってくるのだから。

「やる気を待つより一歩を出せ 行動が心を目覚めさせ 気持ちは必ず後から追いかけてくる」

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
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