ありのままの自分で生きることが心をラクにする

周りからよく見られたいと
誰もが思っている
しかしそこで自分以上の
姿を装ってしまうと
後で現実とのギャップが
埋められなくなる
理想を描いて
そのふりをするのもいいのだが
やりすぎると今度は落差で
自分を縛ってしまうのだ
結局、ありのままの
自分でいることが
一番スムーズに人生を
送ることができる
いくら外見を装っても
中身を育てなければ
まったく意味が無いからである
ちゃんとしてるけど無理してない
見栄えのいい肩書き、気の利いた一言、華やかなプロフィール。
誰だって
「よく見られたい」
という気持ちは持っている。
経営者や起業家として人前に立つなら、なおさらだ。
ただ、そこで“背伸び”が始まると、話がややこしくなる。
少しだけならいい。
けれど、理想の姿を装いすぎると、現実の自分とのギャップにだんだん苦しくなってくる。
言葉遣いや立ち居振る舞いも、つくろったものは不思議と伝わる。
会うたびに印象が違ったり、話すことに一貫性がなかったりすると、
「なんだか信用できない人だな」
と思われてしまうのも無理はない。
それでも、最初はうまくいってしまうこともある。
見栄えよく演出された自己紹介に惹かれて人が集まり、ちょっとした注目を浴びるかもしれない。
でもそれが、自分の器以上の期待を生むとなれば、そのうちボロが出る。
そうなると、今度は
「取り繕い続けなければならない」
というプレッシャーに変わってくる。
すると、装えば装うほど
「本当の自分じゃない自分」
を演じることになり、心が疲れてしまう。
誰にも弱音が吐けず、どこかで自分を嫌いになってしまうのだ。
だからこそ、無理に格好つけなくてもいい。
シンプルで清潔な格好をし、自分の言葉で話すほうが、ずっと自然で、ずっと信用される。
むしろ
「完璧じゃない人間味」
に安心する人も多い。
大人になった今こそ、
「ちゃんとしてるけど、無理してない」
そんな軽やかさをまといたい。
きちんと感と素の自分、そのバランスを整えるだけで、人からの評価は自然とついてくる。
無理をしないことで、むしろ自分の輪郭がはっきりし、人との関係もラクになる。
肩の力を抜いて、ありのままの自分で立っている人ほど、実は一番かっこいい。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。