人生の転機はいつも辛い出来事の顔をしてやってくる

チャンスというのは
往々にして辛い体験という
衣をまとっている
だから、多くの人はそれを
チャンスだとは思えないのだ
もし辛い状況にあるのであれば
その中に眠っている
チャンスを探してみればいい
辛いと思う同じ大きさの
チャンスが必ずそこにあるものだ
ここに気が付けば、辛い状況が
人生の転機になるはずだ
チャンスは辛い顔をして訪れる
一見すると、ただの災難にしか思えない。
突然のクレーム、大事な契約の破談、家族とのすれ違い。
まるで人生がいたずらしてるかのように、次から次へとトラブルが降ってくるときがある。
でも、そんなときこそ、実は
「チャンスの入口」
かもしれない。
そう言われても、渦中にいるときは到底信じられないのが人間の性。
実際、人生の転機って、やたら“感じが悪い”格好でやってくる。
チャンスが
「こんにちは」
なんて言ってくれるわけじゃない。
むしろドスンと倒れ込むように現れて、私たちを困らせる。
でもその混乱こそが、今まで気づかなかった価値観の見直しだったり、新しい道のサインだったりする。
たとえば長年続けていた仕事を突然やめることになったとしよう。
それは喪失にも見える。
でも、空いたスペースに何か別のものが入ってくる準備かもしれない。
予定外の展開が、新しい仕事や人とのご縁を呼び込むことだってある。
今は見えなくても、数年後
「あの時がターニングポイントだった」
と笑って話せることは、案外多い。
だからこそ、
「これは辛い」
と感じた瞬間こそ、
「ここに何かの種が埋まっているかもしれない」
と思ってみる。
もちろん、無理にポジティブになれとは言わない。
でも少しだけ、角度を変えて見てみるだけで、心の重たさがふっと和らぐことがある。
チャンスは、必ずしも華やかな衣装では来てくれない。
ときには泥だらけ、ボロボロの服を着てやってくる。
でもそれに気づけた人だけが、人生の流れを変えていく。
派手さより深さ、痛みの奥にこそ未来のヒントが眠っている。
今目の前にある“困ったこと”、それがもしかすると人生の招待状かもしれない。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。