心の整え方

運をひらくための最初の一歩は、自分の心を整えること。焦りや不安を手放し、自分を信じる感覚を取り戻すと、世界の見え方が変わり始める。日常の中でつい乱れがちな心を整え、穏やかな内側から運を育てていくための言葉。

取り越し苦労を手放して今を生きる習慣に変えると人生は驚くほど軽くなる

人間は過去を後悔し現在を愚痴り未来に恐れを抱く

人間だれしもが
過去も未来も
現実には存在しないのに
それに引っかかり苦む

しかし、大事なことは
今この瞬間を生きること
ただそれだけである

動物は過去を悔んだり
未来に恐れを抱いたりしない

ただ今目の前のことだけで
精一杯に生きている

人間だけが過去と未来に
引っかかり生きようとする

そして今をないがしろに
してしまうのだ



過去・現在・未来に振り回されない

人間は、なぜ「今」を生きるのがこんなに下手なのか
人間という生き物は、ややこしい。
過去を悔やみ、今を不満に思い、未来を怖がる
この三段活用を、まるで呼吸するように毎日くり返している。

たとえば、
「あのとき、ああしていれば」
と後悔する。
今さら変えられないと頭ではわかっていても、気づけば脳内反省会を開催中。
しかも毎回、満場一致で自分が悪いことになっている。

続いて、
「こんなに頑張ってるのに報われない」
と今の状況に愚痴をこぼす。
でも、冷静に見ればそれ、昨日も一昨日も言っていた。
つまり愚痴は、自己再生可能エネルギー
心の中でずっとぐるぐる回って、エンドレスループ。

そして仕上げに、
「このまま老後どうなるのか」
と未来にびびる。
でも未来なんて、まだ来てもいないし、たぶん予定どおりにも来ない。
それなのに、想像の中で勝手に不安ドラマを作り上げてしまう
しかもその脚本、だいたいバッドエンドである。

では、どうすればいいのか。
答えはシンプルで、「今」に戻ること。

犬や猫は、後悔も不安も抱えていない。
おやつがあれば喜び、眠くなれば寝る。
あれこそが、生きるということの基本形なのだ。

人間だけが、過去と未来という幻に振り回される。
でも、現実に存在しているのは
今この瞬間
だけ。
ここをちゃんと味わえたら、人生はうんと軽くなる。

もちろん、過去の反省や未来への備えも大切だ。
でも、それは「今」に根ざしていればこそ力になる。

人生は、今日の積み重ねでできている。
だったら、今をちゃんと生きてやろうじゃないか。

愚痴ってる暇があったら、美味しいものでも食べよう。
未来を心配するより、空を見上げて深呼吸でもしよう。
過去は過ぎたし、未来はまだだし、今が一番リアルなのだから。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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