願いを叶える鍵は受け取る力にある

人は願望を実現しかけると、なぜか恐れて遠慮してしまうことがある。
その背景には
「受け取る力」
の不足がある。
受け取る力とは、訪れた幸運や成功を恐れずに感謝とともに受け入れる心の姿勢をいう。
幸せを受け取る勇気を持つことで、人生の扉は自然に開いていく。

人は一生懸命に願い求め、ようやくその成果が目の前に現れた瞬間、なぜか遠慮してしまうことがある。
せっかく願望実現の扉が開いているのに、最後の一歩を踏み出せず、自分でブレーキをかけてしまうのだ。

この不思議な現象の背景には、心の奥に潜む受け取る力の不足がある。
多くの人は
「自分はまだふさわしくない」
と思い込み、成功の受け取り方を知らないまま生きている。
けれど実際には、価値があるかどうかは関係なく、訪れた幸運はただ素直に受け取ればいいのである。

受け取る力とは、訪れた幸運や成功を恐れずに感謝とともに受け入れる心の姿勢をいう。
この力が欠けていると、人はせっかくの幸運を遠ざけ、自ら機会を閉ざしてしまう。

考えてみれば、幸せを感じる瞬間は
「手に入れる前」
ではなく
「受け取った後」
にこそ訪れる。
にもかかわらず、多くの人は願っているときの高揚感だけに浸り、いざ現実になると戸惑ってしまう。
これでは、いつまでたっても新しい展開を体験できない。

必要なのはシンプルだ。
訪れたものを恐れず受け取る勇気を持つこと。
そしてまずは、今この瞬間に目の前にある小さな出来事を
「ありがとう」
と受け入れることだ。
例えば、友人からのちょっとした褒め言葉や、偶然のタイミングで訪れるチャンス。
それらを拒まずに
「はい、受け取ります」
と心で答える。
そうすると、不思議なくらい次の幸運も流れ込んでくる。

profile：
内田游雲（うちだゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究－洩天機－」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は、「木鶏」「千思万考」。

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瑞雪（ずいせつ）
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後㈱ブリヂストンに就職するも６年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。