奪うことは奪われることにつながる
他者から奪うことは
自分からも奪われることだ
他人から何かを奪うことで
一見得したように見えるが
結局は巡り巡って
自分が大きく損失をする
怖いのは本人がこのことに
気づいていないことだ
奪うことで得した気分になり
大きな損失に気がつかない
目先の損得だけを
考えるのではなく
大きな視点を持つことで
世界の因果律が見えてくる
これが見えると
他人から奪うことの
怖さも見えてくる
大きな視点で損得を考えれば
奪うのではなく与えることだ
そうすると因果律によって
それが巡ってくるのだ
奪うことで良心が傷つく
相手から何かを奪うと、当然、恨みを買う。これはこれで怖いのだが、それよりも怖いのが自分の心が傷つくことだ。ほとんどの人間には良心がある。この良心が他人から奪うことで傷つくのだ。
自分の心が傷つくと、それに対して、自分で自分に罰を与えてしまう。その結果、色々なトラブルを引き起こして上手くいかなくなる。これは、自分で自分で罰してしまうので、逃れようがない。
まれに、良心が無い人もいるが、こういう人は、他人から奪っても自分の心が傷つかないので、問題が起きることはない。しかしそれでも、他人の恨みが積もって、それが、社会全体に広がることで罰せられることが起きていく。
ただ、良心の無い人はほんの一握りであり、ほとんどの人は、自分で自分を傷つけてしまうのである。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
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瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。