変化と手放し

変化を恐れる心をゆるめ、古い自分を手放すと、新しい運が流れ込んでくる。卒業・別れ・転機はすべて、運が次のステージを用意している合図。しなやかに生きるための「手放す力」を思い出させる言葉。

過去を手放すと心が軽くなり前向きに生きられるようになる

幸福になりたければ変えようのない過去の事実を思い悩まないこと

過去は既に過ぎ去ったことだ

たとえ、どのような不幸な
過去であっても今のあなたを
傷つけることは絶対できない

自らその過去を思い出し
悩み、反芻して、自分から
不幸になっている人が多い

そこに引っかからなければ
傷つくこともなく、
不幸を感じることもない

過ぎ去った過去を思い出し
不幸を感じることは自分から
不幸になりに行っているのだ

過去は、もう変えることは
出来ないのだから
思い悩まないことだ



幸福は“いま”にしか存在しない

過去のことは、もう放っておこう
誰だって、
「あの時ああしていれば」
と思うことのひとつやふたつある。
いや、三つも四つも五つもあるかもしれない。
でも残念ながら、それをどれだけ考えても過去は1ミリも動かない

たとえば、冷蔵庫にしまい忘れて腐ってしまったプリン。
いくら悔やんでも元には戻らない。
プリンはプリンで、冷蔵庫に入れてもらえなかったことなど気にしていない。
なのに、人間だけが
「あのとき冷蔵庫に・・・」
とウジウジする。

つまり、傷つくのは事実そのものではなく、思い出し方にある。

多くの人が
「過去が自分を傷つける」
と思っているが、実はその逆で、自分からわざわざ過去を呼び出して傷ついているのだ。
すでに終わったドラマの再放送を何度も見ては泣いているようなものだ。

だったら、そのリモコン、そっと置こう。

過去の記憶は、心の棚にあるアルバムのようなもの。
勝手に飛び出してくることはない。
わざわざページをめくって、暗い場面を選んで見ているのは、自分自身

それよりも、今ここにある温かいお茶や、心地よい風、今日の自分の笑顔に目を向けよう。
「今ここ」に意識を置いたとき、ようやく未来がやってくる

過去にこだわっても、幸せにはならない。
幸せは、いまの気分が決めている
それなら、笑ってる方が得だ。

そう気づいたとき、もう一度言いたくなる。
「プリン、冷蔵庫に入れとけばよかった」
でもすぐに、口元をゆるめてつぶやこう。
「まあいっか。次はちゃんと入れよう」

そんなふうに、人生は案外プリンひとつで整っていく。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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