お金の使い方が人生と生き方を決める

お金と人生は切っても切れない
深く結ばれた鏡のようなもの
お金への思いはそのまま
生き方の姿となり現れる
特にお金の使い方の中に
その人の生き様は映し出される
劣等感を抱える人はお金で
その影を覆い隠そうとする
怒りを抱える人は怒りに任せ
無意識にお金を使ってしまう
結局のところお金の使い方に
その人の人格はすべて現れる
お金は心と人生を映す鏡である
お金は単なる数字のやりとりではない。
お金の使い方にはその人の生き方がまるごと映し出される。
同じ1万円を使っても、ある人は自分を磨くために投資し、ある人は不安を紛らわせるために浪費する。
そこにその人の価値観や感情がはっきり表れてしまう。
劣等感を抱えている人は、ブランド物でその穴を埋めようとする。
いつも怒りを抱えている人は、ストレスを晴らすように衝動買いをする。
つまりお金は感情の鏡であり、本人が意識していなくても、無意識のパターンが財布の中で踊っている。
そしてお金は
「稼ぐこと」
よりも
「使うこと」
のほうがはるかに難しい。
稼ぐ方法はいくらでも学べるが、どう使うかは生き方そのものの選択になるからだ。
正しく使えば縁が広がり、心が満たされる。
間違えて使えば、思わぬ人から足をすくわれたり、信用を失ったりすることもある。
よく
「お金は人を狂わせる」
と言うが、正しくは逆だ。
人の心が乱れているときに、お金はその乱れを拡大する。
だからこそ、お金の問題を解決するためには、まず自分の感情を整えることが欠かせない。
お金に対して怒りや恐れを抱いていれば、自然とお金は遠ざかっていく。
逆に感謝や安心とともにお金を扱えば、不思議とお金の流れは巡ってくる。
お金に振り回されないためには、
「これは自分の人生を豊かにする支出かどうか」
を立ち止まって考える習慣を持つことだ。
たとえば高価な服を買うより、心から話せる友人と過ごす時間に使ったほうが、自分らしい生き方につながることもある。
お金の価値は額面ではなく、何に変えるかで決まる。
お金と人生は切っても切れない関係にある。
財布の中身の動きを追いかければ、その人の人生観や幸せの基準が見えてくる。
結局のところ、お金の使い方を整えることは、自分の生き方を整えることにつながっているのだ。
「お金の使い方を整えることは、未来の自分を育てることであり、財布の中にはいつもあなたの生き方そのものが映し出されている」
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。