努力が報われない理由は自分を売り込まないから

自分は努力しているから
自分は才能があるから
いつか誰かが気づき
引き上げてくれると思う人がいる
しかしそれは決して起こらない
売り込まなければ誰も知らない
知られなければ存在しないのと同じ
だから努力と同じくらい
自分を売り込むことこそが
未来を開く力となる
自分を売り込む力が未来を開く
どんなに優れた才能を持っていても、誰にも知られなければ存在しないのと同じだ。
これはビジネスの世界だけでなく、私たちの日常にもあてはまる。
「努力しているのに報われない」
と感じるとき、実は自分を売り込む力が足りていないことが多い。
たとえば、料理が得意でも家族にすらアピールしなければ
「普通にご飯を作っている人」
で終わってしまう。
歌がうまくても、カラオケで披露しなければ誰も拍手をしてくれない。
ここで誤解してはいけないのは、売り込むことは
「押し売り」
ではないということだ。
むしろ、自分を知ってもらうための扉を開く行為だと考えると気が楽になる。
「私はここにいます」
と小さな声を上げるだけで、縁が広がり、チャンスが巡ってくる。
ところが、多くの人は
「恥ずかしい」
「宣伝は苦手」
と思ってしまう。
だが、黙っていることのほうがリスクなのだ。
良いものを持っていても発信しなければ、存在しないのと同じ。
隣の人が少し下手でも堂々とアピールすれば、そちらに注目が集まってしまう。
だからこそ、アピール力をつけることが大事になる。
大げさである必要はない。
友人に
「こんなこと始めた」
と話すだけでも立派な発信だ。
SNSにちょっと投稿するだけで
「そんな特技があったんだ」
と驚かれることもある。
人は、あなたの心を読んでくれるわけではない。
言葉や行動で伝えて初めて、存在に気づいてもらえる。
それは自己満足ではなく、縁とつながる力そのものだ。
思えば、恋愛だってそうだ。
「好きだ」
と伝えなければ相手にはわからない。
プレゼントを渡す、声をかける、その一歩がなければ恋は始まらない。
人生の多くはこのシンプルな仕組みで動いている。
才能や努力は、確かに美しい。
しかし、それを引き出すのは
「自分を売り込む勇気」
だ。
小さな一歩を重ねることで、誰かが
「あなたって素敵ね」
と気づいてくれる。
それが未来を大きく変えていく。
だから今日から少しだけ声を上げよう。
才能を眠らせておくよりも、笑顔で
「私はここにいる」
と伝えるほうがずっと楽しい。
「才能は静かに輝くだけでは誰にも届かない。声を上げ、姿を見せたとき、その光は人とつながり、人生を動かす力へと変わる。」
【運を開く言葉 】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。