問題が起きたときにまずやるべきは感情を外すこと

問題は感情を取り去って事実だけを見つめるとより解決しやすくなる

ほとんどの問題はその最初に
感情が大きく関与している

感情が問題を大きくしたり
問題そのものを引き起こす

だから何か問題が発生したら
感情をすべて取り去って
客観的に眺めることで
解決しやすくなるのだ

感情のコントロールは
人生でとても重要であることを
知っておくべきだ

感情よりまず事実に目を向ける

問題が起きたとき、多くの人はまず感情で反応してしまう。
「大変だ!」
「どうしよう・・・」
「なんでこんなことに・・・」
と、頭の中は不安と焦りでいっぱいになる。
けれども、感情が暴れれば暴れるほど、事態は複雑になり、解決からはどんどん遠ざかる。

たとえばコップの水がこぼれたとしても、
「あーあ!」
と嘆きながら床を眺めていては、靴下が濡れるだけだ。
タオルを持ってきて拭けばいい。
これは極端に見えて、実は仕事でも人間関係でも同じことが言える。
起きた事実をそのまま受け止めて、冷静に
「次にできることは何か?」
を考える。
それだけで、問題の大きさはぐっと小さくなる。

経営や起業の現場では、毎日が判断の連続だ。
数字が悪かった、取引が流れた、スタッフが辞めた。
こんなときこそ、感情を脇に置いて、事実だけを静かに見つめる力が求められる。
焦れば焦るほど、視界はぼやけ、誤った判断をしやすくなる。
逆に、落ち着いて現状を整理できれば、たいていの問題は
「やるべきこと」
が見えてくるものだ。

感情に振り回されないことは、冷たいわけではない。
むしろ、
「本当に大切なものを守るための術」
と言った方がいい。
感情は悪者ではないけれど、ハンドルを握らせると道を踏み外しやすい。
運転はあくまで理性の役目。
感情には助手席で景色でも眺めててもらおう。

人生も商売も、何か起きた時ほど本性が出る。
だからこそ、自分の心がざわつくときには、あえて
「事実だけを見つめる」
視点を持ちたい。
落ち着いて、できることを淡々とやる。
それだけで、風向きはゆっくりと変わっていく。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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