商売の基本とは|価値提供で売れる仕組みを作る
▶ 基本編(氣の経営)
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商売が苦しくなる原因は、商品を先に置き、お客の望みが見えにくくなることにある。商売の基本は、誰にどんな価値を提供するかを決めることだ。まず主力商品を選び、お客の悩み、欲しい変化、届ける価値を書き出す。
商売の基本はお客の望みで始まる
いい商品は、船でいえば立派な帆である。だが、風を見ずに帆を張れば進まない。商売の基本は、お客が欲しい価値という風を読むことから始まる。
商売が苦しくなる原因は、商品力の不足だけではない。お客より先に商品を置くと、言葉も提案も売り手側へ寄ってしまう。ここでは「いい商品なら売れる」という思い込みを外し、お客の望みから商売を見る考え方がわかる。
「これは絶対に売れる!」
こう、思い込んでしまうところだ。だから、おかしくなってしまう。
価値提供が売れる仕組みを作る
商売は、商品を並べる棚ではなく、お客の願いへ橋をかける仕事である。誰に、どんな価値を届けるかが決まると、売れる仕組みの骨組みが見えてくる。
お客が買っているのは、商品名や機能だけではない。その先にある安心、便利さ、納得、変化を求めている。ここでは、誰にどんな価値を届けるのかを明確にし、商売のモデルと売れる仕組みをつなげる考え方がわかる。
【卦象ミニコラム】
価値は相手へ渡る
卦象:風雷益(ふうらいえき)|相手の利を見る
変化|売る前に望みを受け取る
いまは、商品を前へ出すほど相手の望みが見えにくくなる局面だ。良いものを作った自負があるほど、説明が売り手側へ寄りやすい。風雷益は、自分を増やす前に相手を利する型である。価値提供は、まず相手に何が足りず、何を求めているかを受け取るところから始まる。今日は、押すより先に、相手が喜ぶ形へ向きを戻す。
お客の欲しい価値を商品へ変える
売れない商品を抱えて悩むより、お客の声に耳を澄ませば道は開ける。小さな会社の商売は、目の前の人が欲しい価値を形にするところから動き出す。
商売の基本は、今の仕事の中ですでに喜ばれている価値を見ることから動き出す。ここでは、既存客の反応や相談内容を手がかりに、商品、発信、接客の見せ方を変え、必要な人に届く形へ組み直す方法がわかる。
そうではなくて、まず、お客がいて、そのお客が何を欲しいのかを考えて、その価値を提供する。
これが、商売をうまく運ぶポイントだ。難しく考える必要は全くない。
読者からのよくある質問とその答え
Q. 商売の基本は何から考えればよいですか?
A. 商売の基本は、お客の望みを見ることから始まる。商品を先に置くと、言葉が売り手側へ寄りやすい。まず最近喜ばれた仕事を一つ選び、相手が何に助かったのかを書き出すとよい。
Q. 価値提供とは、商品を良くすることですか?
A. 価値提供は、商品を磨くだけでは足りない。お客が求める安心、便利さ、納得へ届いて初めて価値になる。今の商品説明を見直し、使った後の変化を最初に書くと伝わりやすい。
Q. 売れる仕組みは何から作ればよいですか?
A. 売れる仕組みは、強く売ることではなく、お客が納得して選べる順番を作ることだ。悩み、価値、価格、申込後の流れを並べる。まず商品ページの冒頭をお客の悩みから始めるとよい。
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【商売を繁盛させる行動】:望みを商品へ戻す
1.主力商品の相手を見直す
主力商品を選び、最近買ってくれた人の悩み、申し込み前の迷い、買った後の変化を書き出す。商品名から考えず、相手が何を楽にしたかったのかを見る。売る相手がぼやけている商品ほど、ここで言葉の向きが戻る。
2.お客の言葉を拾う
最近の感想、相談、問い合わせ、雑談の中から、何度も出てくる言葉を拾う。経営者が言いたい強みではなく、お客が実際に口にした困りごとを優先する。その言葉を商品説明や発信の冒頭に置くと、必要な人に届きやすくなる。
3.説明の順番を入れ替える
商品説明を見直し、特徴や実績より先に、お客が欲しい変化を書き出す。次に、その変化をどう商品やサービスで届けるのかを続ける。売り込みを強めるより、相手が選びやすい順番へ組み替えることが今日の実践になる。
『商売の基本は、売り手の思いを押し通すことではなく、お客の望みを受け取り、価値として届けることにある。誰に、何を届けるのか。その問いに戻るほど、商品は必要な人へ届く形を取り戻す。』
(内田 游雲)
▶ 【64卦から読む】:風雷益(ふうらいえき)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-経営とお金が巡る仕組みの研究所-」は、氣の経営と運をテーマにしている。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。























