心の整え方

運をひらくための最初の一歩は、自分の心を整えること。焦りや不安を手放し、自分を信じる感覚を取り戻すと、世界の見え方が変わり始める。日常の中でつい乱れがちな心を整え、穏やかな内側から運を育てていくための言葉。

本当の幸福は周りの目ではなく自分の心が決める

他人から幸福に見られたい気持ちが不幸を招く

多くの人は幸福の価値観を
自分の中に持てずに生きている

周りの人やテレビの言葉にただ
振り回される日々を過ごしている

自分の幸福の意味すら見えずに
他人の声を答えだと信じてしまう

周囲が幸せだと言うから自分も
そうなのだろうと感じてしまう

それでは本当の幸福には届かない
幸福とは自分の心が感じるもの

他人に決められるものではなく
自分が選び取る光そのものだ



本当の幸福はありのままの自分

人は誰でも周りからよく見られたいと思うものだ。
服を選ぶとき、写真を撮るとき、つい
「どう見えるかな」
と気にしてしまう。
少し背伸びして、自分を大きく見せることだってある。
しかし、それが度を超えると、心は妙に疲れてしまう。

なぜなら、他人の評価を軸にすると、自分の本音と外の姿がズレてしまうからだ。
ギャップを埋めようとして無理を重ねると、ますます本来の自分が見えなくなる。
気がつけば
「本当の幸福」
から遠ざかっている。

多くの人は、幸せを外から与えられるものと勘違いする。
「周りがうらやましがるから私は幸せなんだろう」
と思ってしまう。
しかし、幸福はそんな他人の判定競技ではない。
ありのままの自分が感じるものこそが、本物の幸せだ。

たとえば、流行ブランドを身につけても、内側が空っぽなら心は満たされない。
逆に、安物でも自分らしく着こなして
「これ好きだな」
と感じたとき、そこにこそ自分らしい幸福がある。
結局のところ、外見を取り繕うより、内側をしっかり育てるほうが長持ちするのだ。

「周りの目を気にしない」
ことは簡単ではない。
けれど、ほんの少し意識を変えるだけで違ってくる。
例えば
「この服は私が好きだから着る」
「この暮らし方は私に合っているから選ぶ」
と、基準を自分に戻す
それだけで心の中に風通しが生まれる。

ユーモアを忘れずに生きるのも大切だ。
他人にどう思われるか考える代わりに、
「今日は私が楽しいと感じるかどうか」
に力を注ぐ。
もし人から変に見られたとしても、笑い飛ばす力があれば問題ない。
意外とその姿のほうが周囲には魅力的に映るものだ。

他人の視線に縛られて生きると、人生はどこか借り物になる。
自分の心を主役にすれば、幸福はすぐそばにある。
見栄を張らない人生こそが、実は一番輝いて見える。

「他人に見せるための幸福は幻にすぎない。心から感じる幸福だけが、あなたの人生を満たし、周りの目さえ自然に輝かせる力になる。」

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。

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