怒りを手放す習慣が心と体と運を整える鍵になる

怒りは
心を荒らし
体を蝕み
運までも曇らせる
怒るたびに
自らの光を失っていくのだ
幸せに
健やかに
長く生きたいなら
選ぶべきは怒りではない
選ぶべきは
赦し
どんな出来事も
怒りで応えれば
闇が広がるだけ
だが赦しで包めば
流れが変わる
赦しは
人生を整える智慧である
それが習慣になったとき
不思議なほど
すべてが回り出す
怒りは人生の運を下げてしまう
怒っても得することは、ひとつもない。
むしろ怒りは心を荒らし、体を壊し、運まで悪くする。
これが、長年の観察から得られた人生の真実だ。
なのに、つい怒ってしまう。
電車で押されたとき。
スーパーで横入りされたとき。
「なんであの人は・・・」
と思う瞬間、心は怒りに支配される。
でも、その怒りの矛先は、最終的に自分自身に跳ね返ってくる。
怒りがこじれると、不機嫌がクセになる。
不機嫌な顔で毎日を過ごすと、体内のバランスも乱れていく。
医学的に見ても、怒りは免疫を下げ、心疾患のリスクを高める。
つまり、怒る人は短命になる確率が上がるということだ。
では、どうすればいいか。
答えはシンプルだ。
赦せばいい。
ムカッときたとき、ひと呼吸おいてこう思う。
「ま、いっか」
この
「ま、いっか」
が、実はすごい。
たった5文字で、血圧が下がり、気分が上がり、運まで上向くのだ。
赦すとは、相手のためではない。
自分をラクにするための知恵である。
赦せる人は、強い。
そして、人生を楽しめる人でもある。
毎日の些細なイライラを、ひとつずつスルーできるようになると、心にスペースができる。
そのスペースには、笑顔も、感謝も、幸福感も入ってくる。
「怒り」
はすぐに燃えるが、
「赦し」
はじわじわと効いてくる。
これは筋トレのようなもので、続けていると赦す力がどんどん鍛えられる。
最初はぎこちなくても、慣れてくると
「赦すほうが楽だ」
とわかってくる。
楽しく、軽やかに、長生きしたいなら。
怒るのではなく、赦す習慣を身につけること。
それが、毎日をごきげんに生きる一番の秘訣だ。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。