
自我が傷つくことを恐れない人が運と可能性を引き寄せる
恐怖心や羞恥心は自我が生む自然な反応だが、それに縛られると行動できず運も遠ざかる。恐怖の多くは曖昧な想像で、向き合えば小さなものだ。少しの勇気で一歩を踏み出せば、自我は鍛えられ、運も動き出す。恐れながら進むことが、可能性と幸運を引き寄せる鍵となる。
恐怖心や羞恥心は自我が生む自然な反応だが、それに縛られると行動できず運も遠ざかる。恐怖の多くは曖昧な想像で、向き合えば小さなものだ。少しの勇気で一歩を踏み出せば、自我は鍛えられ、運も動き出す。恐れながら進むことが、可能性と幸運を引き寄せる鍵となる。
人間の能力を規定するのは、思考とイメージと感情である。中でも感情は、最終的な接着剤のようなものであり、これがプラスにならないとプラスの結果が生まれない。逆に感情がマイナスになると、マイナスの結果が生じやすくなるのだ。
人間は、そのままでいるとマイナスの感情に引き寄せられる。まだ起きてもいない悪いことばかり考えるようになるのだ。こうして引き起こされた恐怖心が失敗を引き寄せていく。人は何かを望んでいたとしても、その裏で現状が変化することに大きな恐怖を持つものだ。
自由というのは、耳障りのいい言葉だが、自由を選んだ結果、自由を決断した結果や行動した結果を、良い事も悪いことも、自分で引き受けることが求められる。それでも自由が欲しいなら、全ての結果を受け入れるという覚悟を決めることだ。
理想の人生、自分にふさわしい人生を生きたいと思うのなら、最初に恐怖を克服する方法をしっかりと学ぶ必要がある。私たちの抱く恐怖の多くは、変化をすることに対してだ。人は、例外なく変化を怖れる。しかし、変化しないものなど、この世の中には存在しない。
なぜか幸運に出会うと怖れる人が多い。そんなばかなと思うかもしれないが、大きな幸運が訪れると「そんな訳は無い」とか「これは何かの落とし穴かもしれない」とか「いいことばかり続くわけが無い」などと勝手に思い込むのだ。
夢を実現しようとするならば、とにかく行動することが大事だ。行き先さえ決めてしまえば、あとは、目の前だけが見えていればそれだけでいいのである。少し進んでいけば、また、その先が見えてくる。だから、まず前に進む行動をすることが重要になる。
人間だれしもが過去も未来も現実には存在しないのにそれに引っかかり苦む。しかし、大事なことは今この瞬間を生きることただそれだけである。動物は過去を悔んだり未来に恐れを抱いたりしない。ただ今目の前のことだけで精一杯に生きている。
人は変化を怖れる。これは誰もが同じだ。この恐怖は人間が持っている本能的な部分である。変化するということは、たとえ良い方向に向かうとしても誰もが恐怖を感じてしまうのだ。今の状態が心地よいほどその恐怖は大きく変化を怖れる。
成功を願ってもうまくいかない理由は、失敗するのではないかという恐怖心が心を占拠するからだ。たとえどんなに強く成功を願っても、心の中では「上手くいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」こうした恐怖心によって心が占拠されてしまう。