縁と人間関係

運は人を通してやってくる。良縁を招き、不要な縁を静かに手放す。そのために大切なのは、自分の在り方を見直すこと。言葉、距離感、違和感との向き合い方。人間関係の中に流れる運のサインに気づくための言葉。

感謝される働き方が50代からの生きがいと収入を生む

人間は自分のためよりも誰かのために力を発揮する

人間は不思議なもので
自分の欲求の為によりも
誰かの為に何かをするほうが
より大きな力を発揮する

自分中心で生きているようで
実際には人の為に
生きたい生きものなのだ

だから、自分だけが
幸福になるのではなく
他人も幸せにすることにこそ
本当の力が出てくるのである

人は誰かのためにこそ頑張れる

「自分のため」
と言われると、なんだか急に力が出なくなる。
けれど
「誰かのため」
と思うだけで、不思議と背筋が伸びる。
人間って、そういう生きものだ。

仕事も商売も、
「どうやって売上を上げるか」
より、
「誰を喜ばせたいか」
と考える方が、ずっとエネルギーが湧いてくる。
たとえば、家族のために働くお父さんが疲れても頑張れるように。
あるいは、大切なお客様の笑顔を思い浮かべて、丁寧に接客する店主のように。

自分の欲のためだけに動くと、途中で息切れする。
それは、心が共鳴していないから。
でも、
「この人の笑顔が見たい」
という想いには、不思議な粘り強さが宿る。
そこにあるのは義務じゃなくて、愛情だ。

誰かの幸せが、自分の幸せ。
だからこそ、人は“自分のためだけに生きられない”。
むしろ、
「与えることで得られる幸福」
があることを、年を重ねるほどに実感していく。

50代からのビジネスは、この
「利他の気持ち」
が武器になる。
若い頃のようにガツガツしなくても、
「あなたのおかげで助かりました」
と言われる仕事の方が、長く続けられる。
そしてその
「ありがとう」
が、巡り巡って運もチャンスも連れてくる。
まさに、幸せの循環だ。

もちろん、損得で考えると
「人のために」
なんて効率が悪く思えるかもしれない。
でも、人の心は計算で動かない。
感情が動いたところに、本物のつながりが生まれる。
そして、それが商売の本質でもある。

誰かのために頑張っているとき、人は一番魅力的になる。
自分らしさって、案外その中にこそあるのかもしれない。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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