他人を思い通りにすると関係がうまくいかなくなる理由

他人は風のようなもの
つかもうとすれば
すり抜けてゆく
思い通りにしようとするほど
心に怒りと苦しみが芽を出す
そもそも
他人は自分ではない
たとえ血を分けても
心は別の空にある
親であれ
子であれ
夫であれ
妻であれ
同じ空を見ていても
見えている景色は違う
だからこそ
支配ではなく尊重が
人の縁をつなぐ鍵になる
他人を変えようとするのをやめる
他人は絶対に自分の思い通りにはならないものだ。
子どもの頃、
「どうして宿題をやらないの!」
と母が嘆いたり、
「どうして夫はゴミを出してくれないの?」
と妻がぼやいたりするように、思い通りにいかないことは日常茶飯事だ。
それでもつい、他人を自分の理想通りに動かそうとしてしまうのが人間の性なのかもしれない。
でも考えてみてほしい。
人はもともと自由を愛する生き物だ。
強制されれば当然イヤになるし、押し付けられれば反発もする。
「絶対これが正しい!」
と思うこともあるけれど、それが相手にとって正しいかは分からない。
自分の中での確信が、他人にとってはただの価値観の押しつけにしか見えないということもあるのだ。
例えば、大好きなチョコレートケーキを強引に誰かの口に押し込んだらどうなるか。
相手は美味しいと感じるどころか、二度とケーキに近づきたくなくなるだろう。
人間関係もこれと同じことだ。
「あなたのためなのよ」
と親切心で言った言葉も、相手には無理やりケーキを押し込まれるように感じることだってあるのだ。
そもそも他人を変えようとするほど、相手の気持ちはどんどん離れてしまう。
人はロボットじゃないのだから、自分の都合や考えにぴったり合うはずがない。
だからこそ大切なのは、他人を変えようとするのをやめることだ。
相手の行動ではなく、自分の行動を変える方がずっと楽だし、幸せへの近道だ。
相手の自由を尊重し、
「まあ、そういうこともあるよね」
と軽く受け入れるようになれば、驚くほど人間関係がスムーズに巡り始める。
他人を変えようと躍起になるエネルギーを、自分自身の幸せのために使おう。
そうすればきっと、心も人間関係も、自然と軽くなっていくはずだ。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。