奪うより与える生き方が幸せと豊かさを呼ぶ理由

利益を追うあまりに
奪うことを選べば必ず崩れる
他者から奪えば
その刃は自分の心をも裂く
心が裂ければ
人は自らに罰を下す
やがてすべてが
上手く回らなくなる
これは個人にも会社にも
等しく働く法則である
利益は価値の交換で生まれ
価値は創造すれば広がっていく
利益は決して
奪い合うものではない
奪うより与えるほうが豊かになる
人から奪うより与えるほうが良いとわかっていても、目の前に利益がちらつくと心が揺れる。
けれども、奪って得た利益は長続きしない。
なぜなら、その瞬間は得をしたように見えても、因果律は必ず働くからだ。
他者から奪った瞬間、自分の心に小さな傷が残る。
その傷は見えないけれど確実に深まっていき、やがて自分を罰する形で表に出る。
これを昔から人は因果応報と呼んできた。
怖いのは、本人がそれに気づかず
「得をした」
と思い込んでいることだ。
結局は大きな損を背負い込むことになる。
一方で、与える側に立つと心は軽やかになる。
たとえば同じお菓子を食べても
「自分だけで食べる」
のと
「誰かと分け合う」
のとでは味わいがまったく違う。
与えた瞬間に相手の笑顔が返ってきて、それが自分の心を満たす。
これが与える生き方の本当の利益だ。
ビジネスの世界でも同じだ。
奪う発想では会社は疲弊していく。
利益は取り合うものではなく、価値の交換で育つものだ。
価値を創造すれば利益は自然に増えていく。
短期的な奪い合いは会社の首を絞めるが、与える発想は人を呼び込み、結果として利益を循環させる。
これが与えることで得るという視点だ。
人間関係も例外ではない。
相手から奪おうとする人は警戒されるが、与える人は自然と応援される。
これは損得の問題ではなく、循環の法則が働いているだけだ。
水の流れが止まると腐るように、利益や好意も流してこそ新しいものが巡ってくる。
だからこそ、損をしないために
「奪わない」
のではなく、豊かになるために
「与える」
のだ。
視点を少し広げれば、与えることがどれほど得なのかが見えてくる。
自分の心を守り、同時に未来の幸運を引き寄せる方法はとてもシンプルで、結局のところ
「与える人になる」
ことに尽きる。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。