お金を稼ぐ本質|金運は価値提供から生まれる
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お金が入らない時は、金運がないのではなく、価値の渡し方と受け取り方が曖昧になっていることが多い。お金の正体は価値の交換であり、稼ぐとは相手に役立つ変化を渡すことだ。今日扱う商品を一つ選び、誰の何を助け、何を対価として受け取るのかを書き出してみる。
お金の正体は価値の交換である
お金を稼ぐ本質は、財布の厚みを増やすことではなく、誰かの困りごとに橋をかけることにある。金運を上げる方法は、札束を追うことではなく、価値が生まれる場所へ自分の気を戻すことだ。
お金そのものに価値があると思うほど、商売の判断は数字に寄りやすくなる。お金は価値と交換するための道具であり、信用があるから使える。この見方を持つと、金運を上げる方法も、財布ではなく仕事の価値から見直せる。
ほとんどの人間は、お金を少しでも多く稼ぎたいと願っている。これは、間違いないだろう。だからこそ世の中には、金運が上がるノウハウやグッズが常に溢れかえっている。
こうしたお金に対する欲求は生存欲求に根ざしたものであり、お金をたくさん持っていると安心できるということがその根底にある。
これは経営をしていれば、よく分かる話である。お金がなければ、仕入れができない。家賃が払えない。スタッフの給料も払えない。家族の暮らしも守れない。
売上が少し落ちただけで、夜に目が覚めることもある。通帳の数字を見て、胸の奥が締め付けられることもある。
だから、お金を欲しがることは悪いことではない。商売を続ける人にとって、お金は生活と責任を支える現実である。きれいごとだけでは店は開かない。想いだけでは請求書は消えない。
ここを見ないまま「お金に執着してはいけない」と言われても、心には届かない。
ただ、お金を欲しがる気持ちと、お金だけを追う姿勢は違う。ここを間違えると、金運を上げる方法を探しているつもりで、商売の大事な部分を見失う。
お金ばかりを見ると、お客が何に困っているのかが見えにくくなる。価格ばかり気にすると、自分が渡している価値も見えにくくなる。
お金を稼ぐ本質を知るには、まずお金そのものを見る必要がある。
お金を持つということは権力を得ることにもなるので、どのような人間でも、少しでも多く持ちたいと考えるのは自然の流れなのだ。
では、誰もが欲するこのお金そのものには、どのような能力があるかというと、それは何らかの価値と交換できるということだけだ。
お金があれば、現代社会においては、大抵のモノやサービスと交換することができる。つまり、お金を払うとほとんどの物が所有できたり、またあらゆるサービスを受けたりすることができる。
お金があれば、あなたが価値を感じるものと交換することができるということだ。これがすなわちお金の持つ能力である。
お金は、価値と交換するための道具である。
この一文を腹に入れると、商売の見え方が変わる。お金を稼ぐとは、ただ通帳の数字を増やす話ではない。誰かが価値を感じるものを渡し、その代わりにお金を受け取るという話である。
店であれば、商品を渡す。サービス業であれば、時間や技術を渡す。相談業であれば、判断材料を渡す。飲食店であれば、料理と席と休む時間を渡す。
お客様はそれに価値を感じるから、お金を払う。
つまり、金運を上げる方法を考える前に見るべきものは、財布でも、縁起物でもない。自分がいま、誰に、どんな価値を渡しているかである。
ここを見ないままお金だけを追うと、商売の気が乱れる。焦りが出る。値下げで逃げる。売り込みが強くなる。そうなると、相手の心は少し離れる。
お金を追うほど苦しくなる理由は、ここにある。お金そのものを追っているようで、実は価値の出し方を見ていない。
だから、頑張っているのに手応えが出ない。努力しているのに、なぜか収入が安定しない。
お金を稼ぐとは、相手が価値を感じるものを渡すことである。ここに戻ると、金運は急に現実的な話になる。自分の仕事の中に、見直せる場所が出てくる。
金運は偶然だけで決まるものではない。日々の仕事の中で、価値を渡し、信用され、対価を受け取る流れによって変わっていく。
まずは、お金を目的ではなく、価値交換の道具として見ることだ。
しかしお金そのものには、交換する能力が有るだけで何の価値もない。ただの印刷された紙切れにしか過ぎない。最近では、これがデジタルの数字である。
しかし、これを国家が価値と交換できることを保証する、つまり税金として納税を認めると、通貨としてあらゆるものとの交換が可能になる。
では、この保証した国家が信用できなくなると、どうなるかというとお金の価値が暴落していくことになるのだ。
ここは、お金を考えるうえでとても大事なところである。紙幣そのものを食べることはできない。スマートフォンの画面に表示された数字も、そのままでは生活を支えない。
そこに信用があるから、米も買える。服も買える。交通費も払える。人に仕事を頼むこともできる。
つまり、お金は信用によって使えるものになっている。
今度は、その国家の信用とは何かというと経済力や軍事力になる。すぐに滅びてしまいそうな国のお金は誰も持ちたくないだろう。
こう考えると、すなわちドルの価値は世界最強と言われるアメリカの軍事力が支えていて、円の価値は経済力と日米安保条約が支えていることに気づく。
つまり、お金というのはそのものには価値がなく、価値と交換できる能力を国家から与えられて、初めて価値を持つということなのだ。
まず、お金の基本概念として、これらを覚えておくことである。
この話は、国家だけの話ではない。小さな会社や個人事業にも、そのまま当てはまる。お客があなたの商品にお金を払うのは、商品そのものだけを見ているからではない。
店の雰囲気、説明の分かりやすさ、約束を守る姿勢、過去の実績、紹介してくれた人の言葉。そうしたものを含めて、お金を払っている。
商売のお金も信用に支えられている。
同じ商品でも、信頼できる店から買いたいと思う。同じサービスでも、安心して任せられる人に頼みたいと思う。同じ価格でも、「この人なら大丈夫だ」と感じれば、支払いへの抵抗は小さくなる。
反対に、どれだけ立派な言葉を並べても、信用が弱ければお金は動きにくい。説明が曖昧なら不安になる。価格の理由が分からなければ迷う。
売る側だけが得をしようとしているように見えれば、お客は距離を取る。
だから、金運を上げる方法を考えるなら、まず信用を見ることになる。信用は、派手な宣伝だけでは育たない。時間を守る。連絡を返す。
できないことをできると言わない。価格の理由を伝える。受けた仕事を最後までやる。小さな約束を積み重ねる。
これらが、商売の足元を作る。
お金が入る人の考え方は、ここが違う。お金だけを見ていない。お客が何に安心するかを見ている。何に価値を感じるかを見ている。
何が不安を減らすかを見ている。その結果として、価格が受け入れられ、紹介が起き、継続して買ってもらえる。
お金があるから信用されるのではない。信用される価値を渡しているから、お金が戻ってくる。
この順番を間違えると、商売は苦しくなる。売上が欲しいから強く売る。契約が欲しいから値下げする。
すぐにお金が必要だから、本来の強みではない仕事まで引き受ける。こうなると、体も心も削られる。経営者の判断も荒くなる。
氣の経営では、経営者の状態を先に見る。疲れ切った状態で売上だけを追うと、目先の現金に引っ張られる。
すると、長く続く仕事より、すぐ入る仕事を選びやすくなる。これでは手元に残るものが少ない。
お金そのものに価値があるという思い込みを外すと、見る場所が変わる。いくら入ったかだけでなく、なぜ入ったのかを見る。
どの価値が喜ばれたのかを見る。どの信用が次の仕事につながったのかを見る。
ここまで見えると、お金を稼ぐ本質はかなりはっきりする。必要なのは、お金を追いかけることではない。
価値を渡し、信用を育て、その対価を受け取ることである。金運を上げる方法も、この現実から離れない。
今日見るべきものは、売上の数字だけではない。自分の仕事のどこに信用があり、どこに価値があるのか。
そこを見直すことが、次のお金の入口になる。
お金を稼ぐとは価値を渡すこと
お金は、池に投げた石の波紋のように、差し出した価値の先から返ってくる。価値提供とは、相手の時間を助け、不安を減らし、明日を少し明るくする働きであり、その返礼としてお金が手元へ流れ込む。
お金を稼ぐとは、商品やサービスを売ることではなく、相手にとって意味のある価値を渡すことである。お客が受け取る安心、時間、判断材料、変化を見れば、価格の理由も言葉にできる。売る力より、価値を見抜く力が大事になる。
それでは、お金を稼ぐということはどういうことだろうか?
お金を稼ぐとは、価値と価値を交換することだ。あなたが何らかの価値をお客に提供してその代わりに、お金という価値を受け取る。これが、お金を稼ぐということだ。
つまり10万円の価値のあるものを提供して10万円を払ってもらう。これがお金を稼ぐという意味になる。
ここを外すと、商売はすぐに苦しくなる。何を売るかばかり考え、相手が何を受け取るかを見なくなるからである。商品名、肩書き、メニュー名、料金表。
これらは必要だが、それだけではお客の心は動かない。
お客が知りたいのは、「それを買うと自分に何が起きるのか」である。
飲食店なら、料理を出しているだけではない。忙しい仕事の合間に、座って息をつける時間を渡している。美容室なら、髪を切っているだけではない。
鏡を見る気持ちを変えている。税理士なら、書類を作っているだけではない。申告や資金繰りの不安を減らしている。
相談業なら、知識を話しているだけではない。迷っている人の判断材料を用意している。
価値提供とは、相手にとって意味のある変化を渡すことである。
この見方に変えると、お金を稼ぐ本質がはっきりする。商売でお金を稼ぐ方法は、押し売りの技術ではない。
相手の困りごとを見て、必要な価値を用意し、その対価を受け取ることだ。
多くの経営者は、自分の仕事を自分で小さく見ている。長くやっていることほど、当たり前になってしまう。毎日している段取り、いつもの説明、何気ない気配り、失敗しないための確認。
本人にとっては普通のことでも、お客にとっては大きな価値になっている。
たとえば、急ぎの依頼に対して納期を守る人は、相手の予定を守っている。分かりにくい内容を噛み砕いて説明する人は、相手の不安を減らしている。
予約の前日に確認を入れる店は、相手の手間を減らしている。
こうした価値は、売る側からは見えにくい。なぜなら、売る側にとっては日常だからである。だが、お客はそこにお金を払っている。
商品だけではない。安心、時間、判断、楽しみ、信頼。そうしたものをまとめて受け取っている。
お金が入る人の考え方は、自分の作業ではなく、お客の変化を見ている。自分が何時間働いたかだけで価格を決めない。相手にどのような助けが生まれたかを見る。
だから、安売りに逃げにくい。説明も具体的になる。紹介も起きやすくなる。
ここで大事なのは、価値を大げさに見せることではない。実際に役に立っていることを、正しく言葉にすることだ。言葉にできない価値は、相手にも伝わりにくい。
伝わりにくい価値は、価格にも反映されにくい。
お金を稼ぐ本質は、自分を大きく見せることではない。相手が受け取っている価値を見逃さないことにある。
氣の経営の見方で言えば、まず相手の困りごとの兆しを読む。次に、その困りごとに合う商品やサービスの形を作る。そして、提供した価値に合う対価を受け取る。
この順番が崩れると、売上は一時的に立っても、長く続きにくい。
金運を上げる方法も、ここから始まる。お金を呼ぶ前に、価値を見直す。相手が何に喜び、何に安心し、何に助かっているのかを見る。
そこに、商売のお金の入口がある。
商売でお金を稼ぐ方法は、遠くにある特別な技ではない。今の仕事の中で、相手が受け取っている価値を言葉にし、必要としている人へ届け直すことだ。
さて、ここでよく考えてみて欲しい。あなたは、その得たお金をどうするだろうか?
そのお金を使って、食べ物を買ったり、洋服を買ったりするだろう。つまりお金を稼いでも、ほかの価値と交換するのだ。だったらより直接的に価値を提供する代わりに、他の価値でもらうことも可能だということだ。
例えば、あなたが、あるレストランに誰もが美味しいと唸るレシピを教えたとする。この時にお金の代わりに食事を食べさせてもらう契約をすることもできるということだ。
これはほんの一例だが、お金を稼ぐことに固執しないでも、いろいろな方法で豊かになることができるということである。
あくまでもお金を稼ぐということは、価値と価値を交換することであって、商品やサービスとお金を交換することではないのである。
この考え方が分かると、豊かさの見え方が広がる。対価は現金だけではない。紹介、継続契約、場所の提供、情報、経験、人との縁、信用、共同企画。
これらも、仕事を続けるうえで大きな意味を持つ。
たとえば、ある仕事の報酬は大きくなくても、その仕事を通じて良い紹介が生まれることがある。ある企画では現金よりも、長く使える実績や事例が残ることがある。
お客様からの感想が、次の商品説明を助けることもある。こうしたものは、すぐに通帳へ入らなくても、後から商売を支える。
ただし、ここで勘違いしてはいけない。お金以外の対価を見ることは、無料で働くことではない。自分の価値を安く扱うことでもない。
何を受け取るのかを、自分で決めるという話である。
お金に執着しない生き方は、お金を軽く見ることではない。現金は大切である。家賃も税金も仕入れも、現金がなければ払えない。
経営者にとって、お金は毎日の判断を支える土台である。だから、必要なお金は堂々と受け取る。
そのうえで、対価の形を一つに決めつけない。今この仕事では現金を受け取る。別の仕事では紹介を受け取る。ある関係では継続契約を作る。
別の場面では事例掲載の許可をもらう。こうして受け取り方を分けると、商売の設計が具体的になる。
豊かになる考え方は、何でもお金に換えることではない。何を現金で受け取り、何を信用として残し、何を次の機会につなげるかを見分けることにある。
氣の経営では、ここを大切にする。相手が今必要としている価値を読む。価値を届ける形を作る。
必要以上に欲張らず、必要以上に遠慮せず、受け取る形を決める。これができると、売上だけに追われる商売から少し離れられる。
お金を稼ぐために価値を出す、と考えると気持ちが狭くなる。相手の役に立つ価値が正しく届いた結果として、お金や信用が戻ってくる、と考えるほうが自然である。
ここに立つと、売り込みの圧が減る。言葉も落ち着く。お客様との関係も続きやすくなる。
金運を上げる方法は、収入だけを見ることではない。価値の出し方、受け取り方、信用の残し方を見ることだ。
お金だけを追うと、目の前の売上に心が引っ張られる。価値の流れを見ると、次の仕事につながるものが見えてくる。
お金が入る人は、売った後を見ている。お客様がどう変わったか。どの言葉に反応したか。どの部分に価値を感じたか。
何が次の依頼につながったか。そこを見て、商品や説明や価格を直していく。
価値と価値の交換が見えると、金運は特別な運任せではなくなる。自分の仕事の中で、どこに価値があり、何を受け取るべきかが分かってくる。
お金はその結果として戻ってくる。
【卦象ミニコラム】
価値は提供するほど育つ
卦象:風雷益(ふうらいえき)|先に役立ち、後で満ちる
変化|差し出す先を見直す
今は、自分の取り分を先に考えるほど、商売の流れが細くなりやすい局面である。売上を増やしたい時ほど、何を受け取るかより、誰の役に立っているかが見えにくくなる。風雷益は、ただ増える型ではない。必要なところへ価値を差し出すことで、場全体が動き出す型である。お金を稼ぐ本質は、先に価値を渡すことにある。今日は、増やす前に、誰に何が届いているかを見る。
金運は価値提供から生まれる
金運とは、遠くの神棚に眠る宝ではなく、今日の仕事の中にある小さな価値を見つけ直す目である。自分が誰の役に立てるのかを知った時、お金は追うものから、育てて受け取るものへ変わる。
金運は、偶然お金が入ることではなく、自分が提供できる価値を必要な相手へ届け、その対価を受け取る流れから生まれる。何を渡し、何を受け取るかを決めると、商売は安定しやすくなる。今日の仕事の中に、次のお金の入口がある。
自分の価値を見直すと、お金の流れは変わる。
ここでいう価値は、特別な才能だけではない。長く続けてきた仕事、何度も頼まれること、相手から相談されること、失敗しないために普段からしている確認、相手が安心して任せられる説明。そうした日常の仕事の中に、すでに価値はある。
多くの人は、自分の価値を低く見積もる。理由は簡単である。自分にとっては当たり前だからだ。毎日している作業は、わざわざ価値と感じにくい。長年の経験で自然にできる判断も、自分では普通だと思ってしまう。
しかし、相手から見れば違う。迷わず段取りしてくれること。分かりやすく説明してくれること。返事が早いこと。嫌な顔をせず話を聞いてくれること。約束の時間を守ること。こうしたことは、すべて安心につながる。
商売でお金を稼ぐ方法は、まず自分が何を渡しているのかを知るところから始まる。
売っている商品名だけを見ると、価値は狭くなる。整体なら「施術をしている」で終わる。飲食店なら「料理を出している」で終わる。士業なら「書類を作っている」で終わる。相談業なら「話を聞いている」で終わる。
実際には、その奥にあるものがお金になる。体が楽になり、仕事へ戻れる。安心して食事ができ、午後の気分が変わる。書類の不安が減り、判断に集中できる。話すことで頭の中が整理され、次の行動が決まる。
価値提供とは、相手が受け取る変化を仕事の形にして渡すことである。
つまり、お金を稼ぐ時にあなたが考えるべきことは、いかにして価値を提供するかということであり、その対価として何を受け取るかということだけなのだ。
この言葉は、商売の中心に置ける。何を売るかより先に、誰にどんな価値を渡しているかを見る。次に、その価値に対して何を受け取るかを決める。ここが曖昧なままだと、売上はあっても手元に残りにくい。
まず、自分の商品やサービスを一つ選ぶ。そして、それを買った相手がどう変わるのかを書く。時間が減るのか。不安が減るのか。判断が早くなるのか。
気分が変わるのか。人間関係が楽になるのか。売上につながるのか。具体的に書くほど、価値は見えやすくなる。
たとえば「経営相談」だけでは伝わりにくい。「今やることと、やめることを整理し、資金と時間の使い方を決める相談」と書けば、受け取る価値が見える。
「ランチを出す」だけでは弱い。「忙しい日の昼に、温かい食事と休む時間を渡す」と書けば、意味が変わる。
自分では当たり前のことが、相手には価値になる。ここを見落とすと、価格を下げて補おうとする。説明を増やして押そうとする。すると、余計に疲れる。
お金が入る人の考え方は、自分の作業量だけを見ない。相手が助かった場面を見る。相手がもう一度頼みたいと思った理由を見る。そこに、お金を稼ぐ本質がある。
金運を上げる方法を遠くに探す必要はない。今日の仕事の中に、すでに材料はある。まず、自分が誰に何を渡しているのかを見ることだ。お金の入口は、自分の価値を言葉にしたところから開く。
価値を見直したら、次に受け取る形を決める。
ここを決めないまま仕事をすると、相手には喜ばれているのに、自分の商売が苦しくなる。感謝される。頼られる。紹介もされる。それでも、時間ばかり使い、手元にお金が残らないことがある。
原因は、価値が足りないからではない。受け取り方が曖昧だからである。
お金は、ほかに受け取るものがないときに初めて受け取ればいい。ここを忘れてしまって、お金を稼ぐためだけを考えていては、かえってうまくいかなくなる。そうではなくて相手にとっての価値をどのような方法で提供して、どのようにその対価をもらうのか。
これを考えるべきなのだ。
ここで大事なのは、お金を受け取らなくてよいという話ではない。経営には現金が必要である。家賃、仕入れ、税金、広告費、通信費、家族の生活費。どれも現実である。だから、必要な場面では堂々とお金を受け取る。
一方で、すべてを現金だけで見ない。継続契約、紹介、次回予約、感想、事例掲載、共同企画、場所の提供、経験、信用。これらも、商売を支える対価になる。何を現金で受け取り、何を次につながる資産として残すかを決めると、仕事の設計が変わる。
受け取る形を決めることは、商売を続けるための土台である。
たとえば、単発相談なら現金を受け取る。長く関わる相手なら継続契約にする。成果が見えやすい仕事なら感想をもらい、次の説明に使う。信頼できる相手には紹介を依頼する。場所や経験に価値があるなら、それを対価として受け取ることもある。
大切なのは、何となく引き受けないことだ。善意だけで受け続けると、疲れがたまる。安くしすぎると、仕事の質を保つ余裕がなくなる。相手のためのつもりが、結果として長く続かない仕事になる。
お金を稼ぐ本質は、相手に価値を渡し、自分も対価を受け取ることにある。どちらか片方だけでは、商売は安定しにくい。渡すだけでは消耗する。受け取るだけでは信用を失う。価値と対価の釣り合いを見る必要がある。
これができるようになると、あなたのお金を手に入れる能力が大きく上昇していくことになる。それはすなわちあなたの金運が上昇したということなのである。これを、お金、お金とばかり考えているから、かえってうまくいかなくなるのだ。
あなた自身が提供できる価値とは何なのか?
ぜひそこを考えてみることだ。
今日やることは難しくない。自分の商品名を書く。その下に、相手が得る変化を書く。さらに、その対価として何を受け取るかを書く。価格でもいい。紹介でもいい。継続でもいい。感想でもいい。次回予約でもいい。
たとえば、講座なら「知識を教える」ではなく、「自分で判断できる材料を渡す」と書く。対価は受講料だけでなく、感想、事例、継続講座への案内もある。
飲食店なら「食事を出す」ではなく、「安心して休める時間を渡す」と書く。対価は代金だけでなく、再来店、紹介、口コミもある。
金運を上げる方法は、お金を呼び込むことではない。自分が提供できる価値を見直し、必要な相手へ届く形にし、堂々と受け取る流れを作ることだ。
お金が欲しいと願うだけでは、仕事は変わらない。自分は何を渡せるのか。誰がそれを必要としているのか。何を対価として受け取るのか。ここまで見ると、金運は手の届く仕事になる。
最後に残る問いは一つである。あなた自身が提供できる価値は何なのか。そこを見直すことが、次のお金の流れを作る。
読者からのよくある質問とその答え
Q. お金を稼ぐ本質は何ですか?
A. お金を稼ぐ本質は、相手に価値を渡し、その対価を受け取ることだ。先にお金だけを見ると、気持ちが急ぎ、仕事の焦点がずれる。まず今日の仕事で、誰の何を助けているかを書き出し、受け取る理由を確かめる。そこから言葉と価格を直すと、商売の目線が戻る。
Q. 金運を上げるには何を見直せばいいですか?
A. 金運を上げる方法は、特別な物に頼るより、自分の価値提供を見直すことだ。相手が喜ぶ点が見えると、気が落ち着き、対価も決めやすい。今日扱う商品で、相手の不安がどう減るかを言葉にする。その言葉が次の入口になり、仕事の流れを作る。
Q. 自分の価値がわからない時はどうすればいいですか?
A. 価値提供が見えない時は、できることより、相手が助かった場面を見ることだ。自分には普通の作業でも、相手には安心や時間を生む。最近ほめられたこと、何度も頼まれることを書き出し、仕事の価値に戻す。そこにお金の入口があり商売の軸も整う。
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【金運を上げる行動】:価値の通り道を直す
1. 渡している価値を書く
扱う商品やサービスを選び、「何を売っているか」ではなく「相手の何が助かるか」を書く。
2. お客の言葉を拾う
最近言われた感想や相談の中から、相手が実際に困っていた言葉を書き出し、商品説明の言葉に入れる。
3. 受け取る形を決める
その仕事で受け取るものを、代金、紹介、次回予約、感想、事例のどれにするか決め、次の案内文に入れる。
『お金は追うものではなく、価値を渡した先から戻るものだ。自分の仕事が誰の役に立つかを見直す時、金運は願いではなく、受け取る力として育っていく。』
(内田 游雲)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-経営とお金が巡る仕組みの研究所-」は、氣の経営と運をテーマにしている。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。






















