変化と手放し

変化を恐れる心をゆるめ、古い自分を手放すと、新しい運が流れ込んでくる。卒業・別れ・転機はすべて、運が次のステージを用意している合図。しなやかに生きるための「手放す力」を思い出させる言葉。

思い込みを手放すと本当の幸せが見えてくる

人はみんなが目指す方向に幸福があると信じている

幸福というのは
人それぞれ違うものだ

しかし、ほとんどの人が
みんなが目指す方向に
それがあると信じている

もう、この時点で
違っているのだが
みんなが目指しているから
それが幸福に違いないと
思い込んでいるのだ

幸福とは、人それぞれの
価値観で決まる

だから、みんなが目指す
方向だからといって
そこに幸福があるわけは無い

これが、多くの人が幸福に
なれない理由である

みんなと同じ方向に幸せはない

誰もが不安だから、みんなが行く道を選ぶ。
安定した職に就いて、家を持ち、家族を持ち、年金を待つ。
これが“幸せコース”だと刷り込まれてきた。
でも、それって誰が決めたのだろう?

人がたくさんいる方向に幸福があると信じているのは、ちょっとした“思考のクセ”だ。
行列のできるラーメン屋に並ぶ心理とよく似ている。
みんなが並んでる=きっと美味しい、きっと正解。
そう思うだけで、並んでいる自分に安心する。
でも、並んだ先で
「あれ?思ったほどじゃないな」
と感じること、ないだろうか?

実は人生でも、それと似たようなことが起きている。
例えば、
「大企業に入れば安心」
と信じて頑張った人が、会社のリストラ対象になって、初めて現実に気づく。
「あれ?安心ってどこにあった?」
と。

安心は、誰かの基準では得られない。
幸福もまた、誰かと同じでは生まれない。
それは、自分にとっての“心地よさ”とか、“小さな満足”の積み重ねの中にある。

50代からの人生は、
「レールに乗る」
より
「道をつくる」
時期だ。
周りの景色に流されるより、自分の足で確かめながら進んだほうが、案外風通しのいい道に出る。
みんなが行かない方が、陽当たりがいいなんてこともある。

“みんなと同じ”という安心を一度手放してみると、意外と肩の荷が下りる。
そして、自分だけの
「ちょっといいな」
と思える時間が見えてくる。

幸福は、列のいちばん後ろじゃなく、あなたの今の足元にあるかもしれない。

【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲

profile:
内田游雲(うちだ ゆううん)

ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。

profile:
瑞雪(ずいせつ)

書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。
内田游雲が発行する【気の経営(メルマガ編)】はこちら

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