誰でもできることをやり続けた人だけが成功するという現実

成功者の話を聞くと、肩透かしを食らうことがある。
「特別なことはしてません。誰でもできることを、当たり前にやっただけです」
と、さらっと言われる。
そう聞くと、
「なーんだ、そんなことなら私にもできそう」
と思う。
けれど、実際にやってみると、これがなかなか続かない。

早起きする。
メモを取る。
感謝を忘れない。
体調を整える。
どれも、拍子抜けするくらいシンプルで、特に難しいことではない。
でも、これらを毎日きちんとやっている人って、意外と少ない。
やらなきゃ、とは思っている。
でも疲れていたり、つい後回しにしていたり。
誰だって経験があるはずだ。

当たり前のことほど、気を抜くとすぐ抜け落ちる。
そして、誰にでもできることを、誰よりも丁寧にやり続けた人が、いつのまにか“成功者”と呼ばれる存在になっている。
特別な魔法があるわけではなくて、毎日の積み重ねがじわじわ効いてくるのだ。

だから、
「今さらこんなことやっても・・・」
なんて思う必要はない。
何歳からでも、何をしていても、
「ちょっとやってみようかな」
そう思ったときがスタートの合図。
人生の舞台に、リハーサルなんてない。
当たり前のことを軽やかに、笑顔で続ける。
気がつけば、それがあなたの運を動かしはじめる。

【運を開く言葉】
書：瑞雪　文：游雲

profile：
内田游雲（うちだゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究－洩天機－」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は、「木鶏」「千思万考」。

profile：
瑞雪（ずいせつ）
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後㈱ブリヂストンに就職するも６年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。