直感力を高めると潜在意識が運と成功を導く

人は考えすぎるほど、正しい判断から遠ざかる。
直感で決めたことほどうまくいくのは、潜在意識が最良の答えを知っているからだ。
迷いは気の流れを止め、チャンスを逃す原因になる。
思考よりも感覚を信じ、心が
「これ」
と感じた瞬間に動くことが運を味方にする鍵である。

『迷って決めたものほど良い結果が出ない』

決断に時間をかけるほど、正しい選択ができると思いがちだ。
けれど実際はその逆で、長く迷った決断ほど失敗しやすい。
人は迷っている間に、他人の意見やネットの情報、過去の後悔などを混ぜ込み、最初に心が感じた“これだ”という直感のサインを見失ってしまう。

たとえば服を買うとき、最初に
「これ素敵」
と思ったのに、最終的に無難な服を選んで後悔した経験は誰にでもあるだろう。
直感とは、自分の経験と潜在意識が一瞬で導き出す最良の答えである。
頭でこねくり回すよりも正確で、何よりも速い。

ビジネスでも恋愛でも、うまくいく人は決断が早い。
勢い任せではなく、自分の感覚を信じて動けるからだ。
反対に、情報を集めすぎる人ほど
「もう少し考えよう」
と言ってチャンスを逃す。
運とは、流れの中で掴むタイミングであり、気が動いているうちに行動した人に微笑む。

迷いとは、心が
「本当は答えを知っているのに動けない状態」
だ。
他人の期待や損得を気にして、自分の感覚を後回しにしてしまう。
けれど最後に責任を取るのは誰でもない、自分自身。
ならば、自分の感覚を信じて進む方が、ずっと気持ちがいい。

結局のところ、迷いは気の流れを止め、運のチャンスを遠ざける。
直感で選んだことがうまくいくのは、エネルギーがスムーズに巡るからだ。
今日の小さな選択からでもいい。
心が“これ”と感じたら、それを選ぶ。
その積み重ねが、人生の流れを良くする最初の一歩になる。

profile：
内田游雲（うちだゆううん）
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究－洩天機－」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は、「木鶏」「千思万考」。

profile：
瑞雪（ずいせつ）
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後㈱ブリヂストンに就職するも６年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。