どのような状況でも嘆かずに受け入れる

現状を受け入れる心が成功をもたらす

受け入れるということは、自分自身を受け入れることであり、自分の状況を受け入れることであり、自分を取り巻く世界を受け入れることだ。受け入れるということは、まず自分自身の欠点や過去の失敗、恥ずかしかったことなどをもう一度思い返して、見つめなおす作業である。本当の自分の姿を受け入れることができて、新しい一歩を踏みだすことができる。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

全ての出来事を受け入れる

人生を生きていく上で、もっとも重要なことは受け入れる心である。これは誰もが、まず最初にやるべきことだ。

人生というのは、どんなに順調なときでも、日々問題が起き、いろいろな状況に陥いるものだ。突発的な事故に遭ったり、予定外の負債に追われたり、人間関係のトラブルに巻き込まれたりと、どうあがいたとしても、これは避けようがないものである。

どれだけ、注意深く過ごしても、どれだけ綿密な計画を立てても、想定外のことが必ず起きてしまい、苦境に立たされる。これには、どのような人であっても例外はない。だからこそ、そういった状況に対しては嘆くのではなく、まずは、受け入れる心が大切になるのだ。

この、受け入れるということは、自分自身を受け入れることであり、自分の状況を受け入れることであり、自分を取り巻く世界を受け入れることでもある。

言い換えれば、自分や家族、更には周囲のすべての状況を、それらの理想の姿ではなく、ありのままの姿を受け入れることだ。否定するのを止め、自分自身に対して正直になることだ。

否定的にならないこと

言葉に書けば簡単に思えるが、現実にはかなり苦しい。受け入れるということは、まず自分自身の欠点や過去の失敗、恥ずかしかったことなどをもう一度思い返して、見つめなおす作業である。

人間はどうしても、過去を美化したがるものだ。嫌なことは忘れ、いいことだけを拡大して、記憶をすり替える。こうした自分にとっての理想の姿ではなく、ありのままの姿を受け入れ、過去の失敗を否定するのをやめ、自分自身に対して正直になることだ。現在の状況を分析し、自分の力で変えることのできないものがあれば、それをただ受け入れるのだ。

多くの人は、自分自身に対してつい否定的になりがちだ。しかし、これはよくない。否定的になることも、ただ自分の思い込みでしかない。否定も否定もせずに、現在の自分の姿をきちんと受け入れることだ。

それが良いものであっても、悪いものであっても自分に正直になり、今の自分がいる場所をしっかりと認識することなのだ。これは決して、理想を捨てるとかそういうことではない。

そうではなく、まず初めに自分の現在の姿を正確に知る必要がある。自分自身の問題を正確に認識し、それを受け入れるのだ。

受け入れることによって、あらゆる問題は、初めて正確な姿を現す。つまり、それを自分で変える力を持つことになるということだ。

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全ては自分が作り出したもの

あなたの周りに起こっているあらゆる状況とは、意識的にせよ無意識にせよ、自分自身が作り出したものである。

これまでの自分が、行動し、判断し、決断した結果が、今の状況だ。だから、現在の状況を正確に把握してその状況に責任を持つことである。

自分が作り出したものであるからこそ、自分で変えることができる。

「こうだったらいいな」

という姿ではなく本当の自分の姿を受け入れることができて、新しい一歩を踏みだすことができる。自分の力で変えることできるものがあれば、今度は、それを変える勇気を持つことだ。

そして、変えることできることと、変えられない事との違いを、見分けることができるよう賢くなればいい。変えることができないものを受け入れ、変えることのできるものは、変える勇気を持っていくことだ。

これが、人生が成功する為の受け入れる心である。

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