仕事の幸福度はなぜお金では決まらないのか
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仕事の幸福度は、お金の多さだけでは決まらない。収入は暮らしを支えるが、人生の満足は限りある時間をどんな仕事に使うかで変わる。売上のために抱えた仕事を見直し、続けたい仕事、減らしたい仕事、育てたい仕事に分けることから始める。
仕事の幸福度はお金では決まらない
お金は暮らしを支える水である。けれど、器いっぱいに注いでも心まで満ちるとは限らない。仕事の幸福度は、年収よりも人生の時間をどう使ったかに現れる。
仕事の幸福度は、年収や売上だけでは測れない。お金は暮らしを支える力になるが、人生の満足をすべて決めるものではない。ここでは、お金と幸福の関係を見直し、仕事で何をしたかという本質へ目を向ける。
好きな仕事は続ける力をもたらす
人生の畑でもっとも広い場所に、仕事という作物が育つ。そこに我慢ばかり植えれば疲れが残り、好きなこととやりがいを植えれば、日々の景色が変わる。
好きな仕事は、甘い理想ではない。困難が来ても続けられる力になり、商品を磨き、顧客との関係を深める土台になる。ここでは、好きなことを仕事にする意味を、情熱、継続、仕事の幸福度から掘り下げる。
【卦象ミニコラム】
働き方を立て直す時
卦象:山風蠱(さんぷうこ)|古い偏りを直す
変化|放置した仕事を見直す
いまは、長く続けてきた働き方の中にある偏りを見る局面である。売上があるからと残してきた仕事、断れず抱えてきた仕事が、気づかぬうちに判断を鈍らせる。山風蠱は、古くなったものを責める卦ではない。手入れの時を知らせる型である。仕事の幸福度を下げているものを見つけ、まず扱い方を変える。
好きと得意を仕事の中心に置く
好きな仕事は、遠くの夢ではない。今ある仕事の中に眠る得意なこと、人に喜ばれることへ時間を戻すと、経営者の毎日は我慢料から生きがいへ変わる。
好きと得意を仕事の中心に置くと、働き方の判断軸が変わる。儲かりそうな仕事だけを追うのではなく、強みが活き、人に喜ばれ、長く続けられる仕事を選ぶことが大切になる。ここでは、今日からできる見直し方を示す。
読者からのよくある質問とその答え
Q. 仕事の幸福度は年収で決まりますか?
A. 仕事の幸福度は年収だけでは決まらない。お金は暮らしの安心を支えるが、満足は時間の使い方、やりがい、納得感にも左右される。売上が増えても疲れが残るなら、仕事の向きがずれている合図だ。まずは今週の予定を見て、続けたい仕事を一つ書き出す。
Q. 好きなことを仕事にすると収入が不安定になりますか?
A. 不安定になるとは限らない。好きな仕事は続ける力になり、工夫や改善が積み上がりやすいからだ。ただし、好きだけで走ると商売は細くなる。得意で喜ばれた仕事を見つけ、価格や届け方を整えながら、まず一つ育てる。気持ちが続く形から始めると、気の流れも保ちやすい。
Q. お金のためだけに働くのが苦しい時は何から見直せばいいですか?
A. まず仕事の中身を分けることだ。お金のためだけに働く状態は、気の流れを弱め、判断を鈍らせやすい。無理に前向きになるより、今抱えている仕事を見える形にする。まずは続けたい仕事、減らしたい仕事、育てたい仕事を書き出し、扱いを小さく変える。
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【仕事運をよくする行動】:仕事の抱え方を直す
1.予定表に印を付ける
今週の予定表を見て、続けたい仕事、減らしたい仕事、育てたい仕事に分ける。色や記号で分けると、仕事の偏りがすぐ見える。売上ではなく、気が残る仕事と消耗する仕事を見分ける。
2.条件を変える仕事を選ぶ
減らしたい仕事の中から、条件を変えたい仕事を選ぶ。価格を上げる、受付数を減らす、対象者を絞る、納期を変えるなど、実務で変えられる形にする。いきなりやめず、扱い方から変えるのがよい。
3.育てたい仕事の言葉を書く
育てたい仕事について、誰に何を届けたいのかを書き出す。商品名、相談内容、発信の題材、メルマガ導線のどれに使えるかを見る。好きと得意が活きる仕事は、言葉にした時から育ち始める。
『仕事の幸福度は、お金の多さではなく、限りある時間を何に使ったかで決まる。好きと得意を仕事の中心に置く時、働くことは我慢料ではなく、人生を満たす力になる。』
(内田 游雲)
▶ 【64卦から読む】:山風蠱(さんぷうこ)
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内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-経営とお金が巡る仕組みの研究所-」は、氣の経営と運をテーマにしている。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。























