運気を下げるのは他人ではなく自分自身の依存心

依存心が強い人ほど
自分で責任を取ろうとしない
すべて誰かが
なんとかしてくれるだろう
そう考えている
その結果
自分の思うようにならないと
他人が何もしてくれないと
強い怒りを感じる
本来自分がやらなければ
いけないことであっても
他人がしてくれない
だから、自分は悪くない
悪いのは他人の責任
こうなっていく
世の中は思いどおりに
いくことは稀である
自立できない
依存心の強い人は
結局、怒りを溜め込んで
自分自身の人生そのものも
壊していくことになる
なぜ依存心は怒りを生むのか
誰かに頼りたい気持ちは誰にでもある。
ただ、それが強くなりすぎると、やっかいな副作用が顔を出す。
そう、怒りである。
依存心が強い人は、
「きっと誰かが何とかしてくれる」
そう信じている。
その優しげな表情の裏で、実は大きな期待を抱えている。
けれど世の中は、そんなに親切にできていない。
誰も何もしてくれなかったとき、期待は裏切りに変わり、静かに怒りへと化けていく。
本来は自分でやるべきことなのに、誰かがやってくれると思っていた。
だからやってくれなかった相手に腹が立つ。
でもそれは筋違い。
本人は
「私は悪くない」
と思っているから、なおさら怒りのやり場がなく、心の中に溜まっていく。
そして怖いのは、この怒りがこっそりと日常に染み出していくこと。
人間関係がギクシャクしたり、表情が曇ったり、言葉がトゲトゲしくなったり。
周囲はそれを敏感に感じ取るから、ますます人が離れていく。
結果、自分の思い通りにならない世界が広がって、また怒りが増える。
まるで怒りのスパイラルだ。
ではどうすればいいか。
答えはシンプル。
他人に期待するよりも、自分でできることを少し増やしてみること。
小さな自立を積み重ねるだけで、怒りの芽は静かに消えていく。
頼ることと、丸投げは違う。
この境界を意識するだけでも、生きやすさはぐっと増す。
怒りは他人がつくるんじゃない。
自分が
「思い通りにしたい」
そう思う気持ちから生まれるものだ。
だからこそ、自分で調整できるものでもある。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。静岡県静岡市に生まれる。中小企業経営者に向けてのコンサルティングやコーチングを専門に行っている。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的指導には定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は、運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解しスモールビジネスの経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。
瑞雪(ずいせつ)
書家。新潟県村上市に生まれる。幼い頃より書に親しみ、18歳で書家を志し、大東文化大学文学部中国文学科で青山杉雨氏に師事。卒業後 ㈱ブリヂストンに就職するも6年後に退職し、独自の創作活動を開始する。人生の法則を力強く書いたその書は、多くの人に生きる力と幸運をもたらすと評判である。雅号の瑞雪は、吉兆をもたらす雪を意味している。