
得意でないことは他人に任せよう
全てにおいて、最高の仕事ができる人など、この世界には誰一人としてるはずもない。本当に成功し、その状態を維持するためには、責任や仕事の報酬を他の人と分かち合ることを覚える必要がある。他の人のほうが上手くできる仕事は、その人にまかせてしまうことだ。そうすれば、自分の得意な仕事に多くの時間を使えるようになる。そうすれば、より多くの重要な事を成し遂げることができるのである。(内田游雲)
できる限り自分が得意でできることをする
仕事は、自分の得意なことをしたほうが成功に近づくものである。全てにおいて、最高の仕事ができる人など、この世界には誰一人としてるはずもない。あなたが誰よりもできることもあれば、他の人のほうが上手くできることもある。そして、嫌いな事やついつい先延ばしにしてしまうことは、上手くできないことである場合が多いものだ。
本当に成功し、その状態を維持するためには、責任や仕事の報酬を他の人と分かち合ることを覚える必要がある。自分一人で独り占めしようとすると、かえって、大きなものを取り逃がすことになるのだ。つい忘れがちなのですが、私たちは、このことを心に刻み付けておく必要がある。
まずは、人に任すことを覚えることだ。
私の場合には、特に心がけているのは、
「自分のできることだけをする」
ということだ。
つまり、他の人のほうが上手くできる仕事があれば、その人にその仕事をまかせるということである。
たいていの人は、つい自分だけで全てをしようとしてしまう。特に、自分で仕事をしている人、つまり社長や起業家の人は、そうした傾向が強いのである。
「他人にお金をなるべく払いたくない」
これ、全員が思うことなのだ。
しかし、これでは、絶対に成功できない。そのできないことに無理に取り組んで、かえって苦しんでしまっているのである。

自分ができないことは誰かに任せる
できる限り、自分ができないことは人に任せること。
こうすれば、自分がしなければならない仕事に、より多くの時間を割くことができる。別の言い方をすれば、自分にしかできないことだけをして、その他の事は、もっとできる人にまかせるということだ。そうすれば、より多くの重要な事を成し遂げることができるのである。
事務仕事より、外回りのほうが好きなら、事務仕事を担当してくれる人を雇えばいいだけだ。周りを能力のある人で固めて、それぞれに得意な仕事をやってもらえばいいのである。
仕事をするということは、自分の得意なことをお金に換えるということだ。自分の得意なことを提供して、それに見合ったお金を払って貰うのが仕事なのだ。仕事とは、自分の得意なことで価値を作り出し、それを、お金と交換することなのである。
他の人のほうが上手くできる仕事は、その人にまかせてしまうことだ。そうすれば、自分の得意な仕事により多くの時間を使えるようになる。だから、自分の得意なことをしたほうが成功に近づけるのだ。
どのようなことであれ、何かに取り組むときに、必ず乗り越えなければいけない壁が存在する。壁を乗り越える為には努力が必要だが、同じ努力でも好きなこと楽しいことであれば、乗り越えやすいものだ。
だからこそ、得意なことをしたほうがより成功に近づきやすいのである。