恐怖に心を掴まれないようにする

恐怖を克服する方法を身につける

理想の人生、自分にふさわしい人生を生きたいと思うのなら、最初に恐怖を克服する方法をしっかりと学ぶ必要がある。私たちの抱く恐怖の多くは、変化をすることに対してだ。人は、例外なく変化を怖れる。しかし、変化しないものなど、この世の中には存在しない。変化するからこそ、人生は楽しいし、そこに希望がある。だったら、恐怖に慄くことなく変化を進んで受け入れればいいのである。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

最初に恐怖を克服する方法を学ぶ

あなたが、理想の人生、自分にふさわしい人生を生きたいと思うのなら、最初に恐怖を克服する方法をしっかりと学ぶ必要があるだろう。

恐怖は、あなたの夢の唯一にして最大の敵であり、他のどんなものよりも、私たちの夢の実現を妨げている。恐怖のせいで、多くの人が成功に必要な行動を取ることができなくなり、その場で立ち往生してしまうのだ。

肉体的に言えば、恐怖で体が凍りつくと、血液の流れが悪くなり、脳に十分な血液が回らなくなる。その結果、判断力が損なわれ、事態は、増々複雑になっていきことになる。こうなると恐怖を感じるだけではなく、思考力や問題解決能力までがマヒしてしまう。

恐怖を克服することの大切さは、どれだけ強調しても足りないほどなのだ。

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自分の中の恐怖を直視する

フランク・ハーバートのSF小説「DUNE 砂の惑星」の中に出てくる恐怖に対する祈りがある。

「恐怖は心を殺すもの。
恐怖は全面的な忘却をもたらす小さな死。
私は自分の恐怖を直視しよう。
それが自分の上にも中にも通過して行くことを許してやろう。
そして通りすぎてしまったあと、私は内なる目をまわして、そいつの通った跡を見る。
恐怖が去ってしまえば、そこにはなにもない。
私だけが残っていることになる」

ここに出てくるように、恐怖に対しては、真ん中を通り抜けるのでも迂回するのでも、上を通るのでも下を通るのでも構わないから、客観的に眺めるだけで、その恐怖に心を掴まれないようにするのだ。

その為に有効な方法の一つは、目の前の自分のするべきことを集中してやることである。どのような状況下であったとしても、私たちにできることは必ずある。だから、私たちはそれを進んで行っていけばいいだけなのだ。

まずは、自分のするべきことをただ全力でするのだ。
そうすればすべてうまくいく。

この世界に変化しないものはない

私たちの抱く恐怖の多くは、変化をすることに対してだ。人は、例外なく変化を怖れる。これは、どのような人であってもだ。この恐怖は、人間が持っている本能的な部分だからだ。

変化するということは、たとえ良い方向に向かうとしても、誰もが恐怖を感じてしまうのである。今の状態が心地よいほど、その恐怖は大きくなり変化を怖れてしまうことになる。

しかし、変化しないものなど、この世の中には存在しない。勢いのあるものはいつかは衰えるし、勢いの出てきていないものもいつか良くなったりする。蒔いた種が発芽するのも常ではないし、花が実を結んで枯れていくのも常ではない。すべてのものは、変化し続けているのだ。

これを読んでいるあなた自身も、一瞬一瞬変化をし続けている。変化しないことはありえないのだから、変化を恐れたり止めたりは、誰であっても決してできないことである。

だから、変化を恐れることなく進んで、自由に変化していけばいいのだ。そこを、今のままでいたいと思い込むから恐怖を感じるのだ。

変化するからこそ、人生は楽しいし、そこに希望がある。だったら、恐怖に慄くことなく変化を進んで受け入れればいいのである。そして、恐怖に心を掴まれることなく、目の前のできることをただ全力でやる。

こうすれば、恐怖を克服していくことができるようになっていく。

【参考記事】:

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