自己実現と仕事を両立する生き方
自分で価値を作り出せる人は、雇われていても、商売をしても、どちらでも生きていける。社長であれば、事業が発展していく。しかし、そうでない人は、これからの10年間はとても厳しい10年となるだろう。これからの日本は、色々な面で格差がますます広がっていく。格差の種は、日本中にああちこちに広がっているのだ。結局は、どのように考えて人生を生きていくのかによって、大きく変わっていく。(内田游雲)
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)
格差の種は日本中に広がっている
これからの日本は、色々な面で格差がますます広がっていくだろう。
まず、正規雇用と被正規雇用の格差は広がる。
さらに、時間を切り売りする単純労働者と、価値を創造できる人との格差が広がる。
パソコンで仕組みを作れる人とスマホやタブレットで利用するだけの人。
ここでも格差が広がるだろう。格差の種は、日本中にああちこちに広がっているのだ。
ここでいう格差が、そのまま収入の格差になっていく。
収入の格差は、そのまま健康の格差につながっていく。
安全な食品を高い金を出して買える人なのか、それとも、ある程度の危険は承知で、安価なものを買うしかない人なのか。
その結果として、寿命にも影響が出てくることになるだろう。
あなたは価値を作り出せる人か
こうした中で、最も大きく格差ができるのが、価値を作り出せる人なのかそうでない人なのかだ。
これは、個人に限らず企業内においても同様である。
自分で価値を作り出せる人は、会社にいても商売をやっても、どちらでも生きていける。
社長であれば、事業が発展していく。
しかし、そうでない人は、これからの10年間はとても厳しい10年となるだろう。
結局は、どのように考えて人生を生きていくのかによって、大きく変わっていく。
ただ、ぼーっと時間を切り売りしているだけか、自分の生き方を真剣に考えているかで大きく変わってくるのだ。
これは、個人だけではない。中小零細企業がいかに強みを出すか。
どうすれば、独自の価値を創造し競争の無い市場を作り出すか。
結局は同じことなのである。
自己実現と仕事を結びつける
その鍵は、あなたの意識の底にある価値観にこそある。
価値観とは、あなたがこの人生をどのように生きていきたいかだ。
仕事とは、お金を稼ぐだけではなく自己実現の場でもある。
自己実現をどのように仕事の中で表現していけるかが、価値を創り出す根本である。
どうすれば、自己実現と仕事を結び付けられるか?
これが、私がいつも伝えしようとしている核心の部分だ。
人生は、やるかやらないか、その選択で変わっていく。
何もしないと当たり前だが、何も起きない。
世の中は、当たり前しかないのだ。
だから、ただ生きていくだけを選択している人生は、やはり厳しいものになっていく。
大変だけれども、常にどう生きていきたいかを考え、自分の人生をどうしていきたいかを考え、行動し続けることで、輝かしい人生はもたらされるのだ。
さて、あなたは、どう生きていきたいだろうか。