音楽の影響は想像以上に大きい

音楽を聞きながら仕事をすると作業効率が上がる

音楽を聞きながら、作業や読書、勉強をすると、外部からの音の影響を受けにくくなるので、集中力が増し、作業がはかどる。音楽は精神状態に大きな影響を与えるものであり、この影響は、私たちが思っている以上のものだ。音楽を上手く活用すれば、望ましい心の状態をつくりだすことができる。だから、自分の目的にあった、音楽を探して、常に聞けるように準備をしておくことでだ。(内田游雲)

profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

仕事をしながら音楽を聞いている人は多くいる。中には、勉強中に音楽を聞きながら勉強する人もいる。

音楽を聞きながら、作業や読書、勉強をすると、外部からの音の影響を受けにくくなるので、集中力が増し、作業がとてもはかどるものである。

あなたも自分の目的にあった、音楽を探して、常に聞けるように、準備をしておくといいだろう。その効果に驚くはずだ。

基本的には、好きな音楽を聞きながらやることで、気持ちも上がってきますので、音楽を聞きながら作業をすることは、とても効果が高いのだが、この時に、どのような音楽を聞くかによって、じつは作業効率が大きく違ってくるの。

ここでは、私が作業中に聞く音楽を中心に、音楽の利用方法などについて紹介していく。

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音楽は精神状態に影響を与える

音楽は精神状態に大きな影響を与える。この影響は、私たちが思っている以上のものだ。

そもそも、人間は本能レベルで音楽が好きだ。太古の昔から、どこの文化にも音楽があり、今も世界中に音楽文化が広がっている。音楽は、食事と同じくらい根本的文化であり、世界中に様々な種類の音楽が溢れているのだ。

人は音楽を聴くと、気持ちが安らいだり、楽しい気分になったり、テンションが上がったりする。そのため、お祭りや、お祝いごとには音楽がつきものだし、レストランや洋服屋さんでも音楽が流れているのだ。

どんな音楽が合うかは、人それぞれ違うのだが、自分に合う音楽を見つけることが出来れば、毎日の気分を、ぐっと良くすることが出来るのである。

つまり、音楽を上手く活用すれば、望ましい心の状態をつくりだすことができるということだ。

仕事に最適な音楽とは

私も仕事をしていて、どうしても気分が乗らないことがある。そんな時は、気分を盛り上げる音楽を聴きながら仕事をする。

私の場合、実際には仕事の内容や気分によって、いくつかの音楽を使い分けている。

例えば、こうした文章を書いているときは、基本はクラシック音楽を聞きながらが多い。それは、歌詞がない音楽だということである。

文章を書くということは、自分の心の中で言葉を綴っていく状態である。これは、言い換えれば、心の中で独り言を言いながらそれを書き留める作業だ。その時に、日本語の歌詞があると、そこに引っ張られて、
なかなか進んで行かなくなる。どうしても独り言を邪魔されてしまうので、効率が悪くなっるのだ。

そこで以前は、洋楽をかけていたのだが、これも慣れてくると、つい歌詞に耳が行ってしまう。そうなると、選択がクラッシックかJazzになるのだが、じつは、Jazzは意外に集中できないのだ。リズムの変化が、今度は気になる。

それ以外にも、自然界の音、川の流れや、海の音なども使ってみたのだが、意外に集中できないものである。

クラシックは、割といいのだが、音が重層的に重なる交響曲などだと、これも集中できない。多くの楽器の音が含まれると、それも邪魔になる。

結局のところクラシックのソロが一番集中できる。さらに、曲のスピードが速すぎないことも重要だ。早すぎると、思考の速度も上がってしまって、今度は、書き留めるのが間に合わなくなる。

私の今のお勧めは、J.S.バッハの
「無伴奏バイオリンの為のソナタとパルティータ」
「無伴奏チェロ組曲」

この2曲。2曲といっても組曲なので、全曲通すと、それぞれ2時間半位あるから、これだけで5時間ほどの作業用音楽だ。

同じバイオリンソロでも、パガニーニだと、ちょっと邪魔になる。あとは、クラシックギターのソロもいい。この辺りは、本当に思考の邪魔をされないので文章を書く時には、向いている音楽なのだ。その他にもヘンデルの「水上の音楽」のような、小編成の室内楽がいい感じで文章が書ける。こうして、作業用の音楽は、結局、クラシック、それもバロックあたりに落ち着くことになる。

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気分を持ち上げてくれる音楽

一方、疲れてやる気の出ない時に無理矢理にやる気を出す時は、バチャータかサルサを聞く。さらには時々アルゼンチンタンゴだ。

これは、あの南米の独特のリズム感が身体を乗せてくれ、元気が出てくる。そして、バンドネオンの独特の哀愁を帯びた音色がいい感じに心を調整してくれる。

疲れているといっても、自分で思っているほど疲れていることはめったにないもので、たいていのば、疲労は気持ちの問題であって、本当に体が疲れていることはあまりない。そして、心の状態だけなら、音楽を使えば直ぐに変えることができる。

例えば、ディズニーパレードのような、楽しくなる音楽を聴けば楽しくなり、やる気が出る音楽を聴けばやる気がアップし、気持ちを穏やかにする音楽を聴けば気持ちが安らいで落ち着くのである。

ぜひ、自分の気分を変えてくれる、音楽を見つけておくことだ。

音楽でアイディアを誘導する

音楽はただ気持ちを変えるということだけではない。音楽の持つ力は、もっと強大なものだ。

人間の頭の中というのは、外部からの刺激によって、思考が移り変わっていく。だから、何もしないでいると、意図しない外部からの刺激でドンドン変な方向に頭の中が変わってしまう。それを音楽を使うことで、意図的に制限することができる。つまり余分な事を考えなくなるのだ。

そして、さらに、一定のリズムが思考やアイディアも誘導してくれる。将棋や、囲碁の棋士が、センスをパチンパチン鳴らしながら指しているのは、このリズムを自分で作っているということを、聞いたことがある。

ぜひ、自分の目的にあった、音楽を探して、常に聞けるように、準備をしておくことでだ。その効果に驚くだろう。

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究極のBGM

ところで、最近、凄い発見をした。ものすごく集中できて、作業を邪魔しないBGMを見つけたのだ。

それが・・・・
なんと、・・・

「お経」である。

ある時に、洒落で、お経を流して、作業してみたら、あのリズムがなんとも集中できる。さらに、経文は意味が判らないので耳から入ってきても、思考を邪魔しない。そして、時々、木魚や鐘の音が入って、眠くもならない・・・

今のところ、最も作業がはかどるのが、この「お経」だ。

実際に、いろいろな宗派の「お経」がリリースされていて、高野山とか永平寺とかの読経が発売されている。あなたがもし、作業用のBGMがなかなか見つからないのであれば、一度、試す価値はあるだろう。

因みに、私の一番リラックスする音楽は原田知世さんだ。寝る前には、彼女の繊細な歌声で癒されている。デビュー以来の大ファンなので余計にリラックスできる。

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