怒りは自分勝手な思いから始まる
怒るという感情の原因を探ってみると、自分の思うとおりに他人が動かないことにある。相手に勝手な期待をして、相手に裏切られたと思い勝手に怒っている。怒りの原因は全て自分にあることを、まず知っておくことだ。そうすれば、怒りの感情に振り回されなくなる。
怒るという感情の原因を探ってみると、自分の思うとおりに他人が動かないことにある。相手に勝手な期待をして、相手に裏切られたと思い勝手に怒っている。怒りの原因は全て自分にあることを、まず知っておくことだ。そうすれば、怒りの感情に振り回されなくなる。
人間というのは本当に不幸な生き物で、過去の不幸や失敗を心の中で反芻してしまう生きものである。過去のやってしまった失敗。その結果起きて決まった不幸。こうしたことを忘れようとすればするほど、益々その記憶は心の中で大きくなっていく。
何となく心がスッキリしない。気分が明るくなれない、楽しい気持ちになれない。こうした時は自分の心の中に負の感情を持っている証拠である。この段階では自覚が無いが、これがだんだんと大きくなっていき、怒りで感情を爆発させたり健康を損ねたりする原因になる。
人が判断を誤るのは、ほとんどの場合焦りや不安からだ。こうした感情は、理性的な判断を狂わせてしまう。人生での大きな失敗は、たいていここに起因するものだ。理性的に判断すれば、本来たいていの問題は避けることが可能である。
人間の感情の中で最も厄介なのは劣等感だ。劣等感を持つと他人からの意見や忠告を素直に受け入れられず、反抗的な態度を無意識に取ってしまう。これでは本来変われるはずの機会や新しい知識を受け入れることなく周囲の人からも嫌われていく。
怒りをバネにすることは良いように思える。しかし、これは最後は自分を破壊し、周囲に敵を作り最終的には破滅に向かる。怒りの感情はどこまで行っても、最後は破壊しかもたらさない。だから感情的に怒るのではなく、冷静にやるべきことを考え、淡々とこなすことだ。
どんな酷い目にあっても人を罵ってはいけない。感情を露わにすることは、自分の中の怒りの感情を増幅するからだ。増幅された感情は怒りをさらに増幅する。この増幅された怒りは、さらに感情を増幅させ最終的には自分も破壊してしまう。
怒りは心だけではなく体をも破壊することになる。その上、運勢まで悪くする。楽しく幸せに暮らし、さらに健康で長生きしたければ怒るのではなく「赦す」ことだ。どのような事であっても、怒りはあなたの人生に悪い影響しかもたらさない。
本当に苦しい時は泣くのではなく笑ってみることだ。笑っているうちに自ずと気持ちが明るくなって不思議と元気が出てくる。楽しくなくてもいいから無理やりにでも笑ってみればいい。人間の感情は形によってある程度作ることができる。
激しく責める人は、その裏側に劣等感がある場合が多いものだ。自分に自信がなく自己重要感が得られない人ほど劣等感の裏返しとして他人を責める。自分を肯定できて自己重要感が満足されていれば、失敗もただ指摘するだけだ。