幸運が続くとブレーキをかけたくなる
人間というのは不思議なもので、物事がうまくいき出すと「本当にこれでいいんだろうか?」「そんなうまい話はない」などと変な不安が頭をもたげてくる。この不安が自分にブレーキをかけ、かえって、うまくいかないように仕向けてしまうのだ。
人間というのは不思議なもので、物事がうまくいき出すと「本当にこれでいいんだろうか?」「そんなうまい話はない」などと変な不安が頭をもたげてくる。この不安が自分にブレーキをかけ、かえって、うまくいかないように仕向けてしまうのだ。
大きな問題を抱えていたり、心配事や悩みに囚われていると、巡ってきた幸運を受け入れられない。人の心には、大きさがあって、悩みや心配で心がいっぱいになると、他に何も入らなくなってしまうのだ。
運のいい人は機嫌のよい人が多いものだ。逆に運の悪い人は、いつもイライラして当たり散らしている。幸運は人が運んでくるものだ。嫌な人には寄っていかない。居心地のよい人の周りに幸運はもたらされる。だから、運のいい人の周りには、運のいい人たちがいる。
あらゆる物事には、流れや傾向といったものがある。何かがうまくいくときは、別のこともうまくいくものだ。運というのは周期がある。流れていく方向があるのだ。だから、なるべくその流れに沿って動くことだ。この流れに無理に逆らうと、ろくなことにならない。
幸運は人が運んでくる。同じように不運も人が運んでくる。どのような人間関係を、常日頃、築いているかが運・不運に大きく影響している。不運が続く時は、思い切って人間関係を変えてみることだ。具体的には、新しい人間関係を構築できる場所に行くようにする。
人生には、何をやっても上手くいかない時期がある。こうした時は、運気が減ってしまっているので、充電をする必要がある。しかし、多くの人が、こうした時に焦ってじたばたして無理をしてしまい、かえって状況を悪くしてしまうのだ。
幸運やツキというのは、人によってもたらされるものだ。だから人間関係が最も重要になる。何も悪いこともしていないのにツイていないという人がいるが、悪いことをしていないのではなくて、他の人にいいことをしてこなかった結果、ツキに見放されているのだ。
発している言葉は人生を作っている。何気ない口癖や、つい口から出てしまう言葉を、最も近くで聞いているのは自分自身だからだ。否定的な口癖の人には否定的な人生が、肯定的は口癖の人には肯定的な人生がもたらされる。使う言葉を変えれば人生も自ずと変わる。
運のいい人の特徴に、他人の幸せを自分のことのように喜べることがある。反対に、他人の成功を妬んだりする人は、徐々に運が悪くなっていく。幸運の女神は、他人の幸せを喜べる人が好きなのだ。運がよくなりたければ、他人の幸せを喜ぶことだ。
今の時代は、他人の悪口を言うことがあまりに多すぎる。誰かを批判し悪口を言うのが、あたかも良いことにように思われているようだ。しかしツキというものは、他人が運んでくるものであるから、他人の悪口ばかりを言っていると自ずとツキが逃げていく。