全力を出しきる
何かに取り組んでもちょっと成果が出ないと別のことに手を出す人が多い。しかし、これでは決してうまくいかない。まずは全力を出し切ることだ。全力を出し切るとは、今、やれることを全てやり尽くすことだ。
何かに取り組んでもちょっと成果が出ないと別のことに手を出す人が多い。しかし、これでは決してうまくいかない。まずは全力を出し切ることだ。全力を出し切るとは、今、やれることを全てやり尽くすことだ。
人生には混沌とした状態になることがある。こうした時は、新しいものが生まれる少し前の状態である。新しいものが生まれるのは、混沌からであることが多い。いまの状態が混乱して混沌としているのであれば、それは新しい未来が訪れる直前だということである。
会社の目的とは一言で言うと、人を幸せにすることだ。これは決してお客だけではない。家族や従業員、取引先など関係のある総ての人を含む。下請けを叩いて自分の会社だけが儲かるようにしている会社は、結局はだめになっていく。
他人に何かをする場合の価値は、与えたものの価値ではない。重要なのは、どれほどそれに心を込めたかだ。ここを勘違いしがちである。「良いものを与えているから良いだろう」ではなく、相手のためを思い「どれだけ心を込めることができたか?」が重要なのだ。
もう少しで目標に届く。もうちょっとで完成する。こうした時には、誰もがホッとしてしまいがちだ。しかし、このあと少しの状態が、一番危険な時なのである。決して気を抜いてはいけない。それどころか、さらに注意深く、頑張らないと結局、目標に届かなくなる。
仕事だから苦しいのがあたりまえ。仕事だから我慢するのがあたりまえ。こうした考え方は仕事をますます苦しいものへと変えてしまう。仕事だからやらなければいけないことは確かにある。しかし、それは苦しいとか辛いということではない。
人は誰でも壁に突き当たったり問題に直面したときに、思い悩みイライラしたり心配で夜も眠れなくなる。しかし、どれだけイライラしても、また心配していたとしてもそれは何の解決にもならない。
何かの決断をする時、何かの解決策を考える時など、自分の気分をよく観察することだ。気分が良い時は、最良の答えにたどり着くのに対して、不快な時には最悪の選択をしがちである。今の気分がどうかを観察すれば、正しい道を選んでいるかが判断できる。
批判されたり文句を言われることは誰にとっても気分が悪い。しかし批判や文句の裏側には相手の切実な欲求が隠れている。感情的になるほどの欲求が批判や文句となって現れているのだ。この隠された欲求を理解すれば相手が求めているものが判る。
人間は未来のことを考えすぎ目の前のことに集中できない。人間は一度に一つのことしか出来ないので集中したほうが上手くいくしスピードが早くなる。仕事のできない人の特徴はあれもこれもと手を出して全部がとっちらかることだ。