
取り組んでいることに全力を尽くす
物事がうまくいかない人は、未来の夢ばかり想像して目の前のことができていない。これでは妄想を楽しんでいるだけで、決して物事は好転していかない。夢を持つことは大事だが、それよりもっと大事なことは、今、目の前のことを全力でやることだ。
物事がうまくいかない人は、未来の夢ばかり想像して目の前のことができていない。これでは妄想を楽しんでいるだけで、決して物事は好転していかない。夢を持つことは大事だが、それよりもっと大事なことは、今、目の前のことを全力でやることだ。
バタバタ動いている人を、人は一生懸命やっていると勘違いしている。実際には、効率悪くただ動いているだけなのだが。状況によっては、むしろ動かないほうがいいことも多いのである。それを、何もしていないと捉え動いている方を評価しがちなのだ。
会社を経営していると、ついつい効率を重視し合理的に物事を考えようとする。しかし、仕事をしているのは、感情のある人間だ。お客も同じだ。この感情に配慮できないと、仕事も会社も社会も悪い方向に向かってしまうことになる。
簡単な仕事ほど、その人の実力が判る。難しい仕事は、誰もが注意深く一生懸命やるので、それほど差が出ないものだ。しかし、簡単な仕事をさせてみると、いい加減であったり、手を抜いたりと本当の姿が見えてくるものである。
人間はネガティブなことに、とかく心が縛られてしまうものだ。自分自身をよく観察してみると否定的なことばかり考えている時間が多くを占めてしまっている。「上手くいかなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」こうして多くの時間を無駄な妄想をし過ごしてしまうのだ。
どのような問題にも必ず解決する方法が用意されている。それが、物だったり人だったり、あるいは新しいチャンスだったりと様々だが、必ず用意されている。ただ、ネガティブになってしまうとその解決策が見つけられない。だから、問題が起きた時も常に前向きに考えていくことで、必ず解決することができるのだ。
成功する為の重要な条件が、自分の仕事が好きだということだ。好きだからどれだけ熱中しても、疲れを感じることがなくなる。色々と考えて仕事に工夫を凝らすのも、じつに楽しいものになる。しかし、好きなことを仕事にできる人は、世の中には一握りしかいない。
誰もができる範囲を自分自身で決め付けてしまうものだ。自分で決めてしまった姿に、自らを合わせてしまうのだ。すべての人がそうなっている。まずここに気づくことで自分が決めてしまった枠を広げることができる。自分を縛るものは自分だということを常に意識してみることだ。
人間は、自分のためだけでは、生きられないものである。なぜなら人間の真の喜びは、誰かに喜んでもらえることで初めて得られるものだからだ。誰かのためにと思う気持ちが、苦しい時にもう一歩の頑張りを生み出す。仕事も同じで、自分のためにするというよりも、誰かのためにと考えたほうが上手くいくものなのだ。
努力し続けることは、とても苦しいことだ。その努力も苦しんでやるのでは、物事はなかなか上手くいかない。眉間にシワを寄せて続けるのではなく、いろいろな工夫をしながら苦しみの中に楽しみを見出すことで努力は実を結ぶようになるのだ。