
自分を犠牲にするのは間違い
いい人ほど他人の為にと
考えて行動しがちだ
これは自己満足でしかなく
むしろマイナス面が大きい
最初に自分とその周囲の人の
幸せが無ければ本末転倒であり
他人のために何もできない
往々にして、こうした自己犠牲に
人は酔いやすいし目的化しやすいが
それでは幸福になれない
自分が幸福であって
初めて他人を幸福にできる
まず自分の幸福が先にあっていい
我慢しても誰も幸福にならない
ともすれば、人は自己犠牲に走ってしまいがちである。特にこれは日本人によく見られる傾向だ。
自己犠牲という行為は確かに美しいし、誰もが感動を覚えるだろう。しかし、自分が我慢していたのでは、結局、だれも幸福にはなれない。ただ我慢する人ではダメなのである
米陸軍では新兵訓練の際
「死ぬことで国の役に立った兵士などいない!」
そう教えると言われている。兵士たるもの、勝つまで生き抜くことで国の役に立つのだと。
海兵隊では
「海兵隊員は政府の所有物だ。
許可なくして死ぬ自由はない!」
このように教えるのだとか。
ここには深い真理がある。大変な戦いであればあるほど、「死ぬ」ほうが「勝つ」より楽なのだ。そして、仲間がどんどん死んだら、自分だけ助かるのは申し訳ないという気になる。けれども兵士がいくら死のうと、国が負けたら意味がない。
だからこそ、「自己犠牲の目的化」を阻止する必要がある。道義的・美学的な潔さや、自己犠牲は現実に対して役に立たないのだ。
【運を開く言葉】
書:瑞雪 文:游雲
profile:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「運の研究-洩天機-」は運をテーマにしている。他にも、この世界の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)