「金」と「富」と「豊かさ」について
私たちは、誰もが豊かになりたいと願っている。しかし、金と豊かさは、決してイコールではない。金があっても豊かに暮らせない人もいるし、金が無くても豊かに暮らせる人もいる。ビジネスの世界では、ともすれば人生のバランスを崩してしまう人も多い。
私たちは、誰もが豊かになりたいと願っている。しかし、金と豊かさは、決してイコールではない。金があっても豊かに暮らせない人もいるし、金が無くても豊かに暮らせる人もいる。ビジネスの世界では、ともすれば人生のバランスを崩してしまう人も多い。
基本的にその人の「準拠集団」によって、成功か失敗かの95%が決まる。要は、類は友を呼ぶということだ。金持ちになる方法について、「まず金持ちのように振舞うこと」「金持ちの気分を味わうこと」こうしたことを推奨していたりする。
金持ちになる方法は、かなりはっきりと判っている。真面目に働いてさえすれば、金持ちになれるというのは誤解である。今が金持ちで無いなら、今のままの延長線上には、やはり、金は無いのが当然なのだ。金持ちになるために必要なことは、今を変えていくことだ。
金の知識は、知っているだけではダメで、富を得るという明確な目的に向けて体系化し、活用しなければ富の蓄積には結びつかない。知識が力になるのは、目標に向けた行動プランの中で、知識を体系化して計画を立て、それに基づいて行動することである。
全ての人が、金と別れる事も逃げ出すこともできない。人生の中で最も長く続く関係は、金との関係である。親の金に対する話や態度があなたに大きな影響を与え、あなたの金に対する話や態度が子供に大きな影響を与えていく。つまり貧困は連鎖し貧乏は遺伝していくのだ。
金とは何かということを究明しようとすると、まず、金の歴史について知っておく必要がある。金の歴史は、金の実態が消失し現実感を失う歴史でもある。金の現実感がなくなるほど、私たちの金にたいする考えも、大きく変化していく。
私たちが金について知っているようでいて、あまり知らないと感じるのは、金があらゆるものの象徴になれるからだ。金の本質をこうした象徴と混同して感じるからこそ、金の本当の正体が見えなくなっているのだ。
金のことがちゃんとわかっていないと、金を手に入れることはできないし、いつまで経っても金の問題から開放されない。私たちは、毎日のように金を使って生きていて、その金を稼ぐ為に仕事をしているのに、金のことがよく解らない状態のまま生きている。
グローバリズム(globalism)は、地球を一つの共同体と見なして、世界の一体化(グローバリゼーション)を進める思想である。その本質は、金というパワーを持った一部の人間が、金で暴力装置(軍事力)を雇い弱者を抑圧していく世界なのだ。
金について学ぶにつれて金がいかに実体のないものかがわかってくる。金に実態がないからどんどん増えていくのだ。世界には金があふれかえっている。この世の中に、無限に存在するもの。それは、空気でも水でもなく、なんと金なのだ。