
お金の歴史を知ることでお金が理解できる
金とは何かということを究明しようとすると、まず、金の歴史について知っておく必要がある。金の歴史は、金の実態が消失し現実感を失う歴史でもある。金の現実感がなくなるほど、私たちの金にたいする考えも、大きく変化していく。
金とは何かということを究明しようとすると、まず、金の歴史について知っておく必要がある。金の歴史は、金の実態が消失し現実感を失う歴史でもある。金の現実感がなくなるほど、私たちの金にたいする考えも、大きく変化していく。
私たちが金について知っているようでいて、あまり知らないと感じるのは、金があらゆるものの象徴になれるからだ。金の本質をこうした象徴と混同して感じるからこそ、金の本当の正体が見えなくなっているのだ。
金のことがちゃんとわかっていないと、金を手に入れることはできないし、いつまで経っても金の問題から開放されない。私たちは、毎日のように金を使って生きていて、その金を稼ぐ為に仕事をしているのに、金のことがよく解らない状態のまま生きている。
グローバリズム(globalism)は、地球を一つの共同体と見なして、世界の一体化(グローバリゼーション)を進める思想である。その本質は、金というパワーを持った一部の人間が、金で暴力装置(軍事力)を雇い弱者を抑圧していく世界なのだ。
金について学ぶにつれて金がいかに実体のないものかがわかってくる。金に実態がないからどんどん増えていくのだ。世界には金があふれかえっている。この世の中に、無限に存在するもの。それは、空気でも水でもなく、なんと金なのだ。
豊かになるということは、漠然とイメージしていても、それがかなうということはない。どれだけ具体的に望みを明確にできるか、そして、それを実現するための現実的な方法を考え、計画し実行できるかである。
金を手に入れるためには、何かと引き換えにしなければならない。つまり、金を手に入れるためには、コストがかかるのだ。人生を生きていく上で、絶対的に「金」は必要だが、金を通じて幸福を得ようとすれば、むしろ幸福を遠ざけるというジレンマがある。
金を稼ぐ事はとても良いことである。金を稼いで使う事は、日本全体の活性化に繋がる。世の中は金が回って形成されているからだ。金をたくさん稼ぐことによって、その金を回す事ができる。困っている人悩んでいる人を率先的に助けることもできる。
生きるには絶対に金が必要になる。これは、誰も否定できない。もちろん金が全てということではないが、金が無ければ不幸になることは間違いない。あなたが金に関心が無かったとしても、生活する上で必要な周囲の店は、あなたの「金」に高い関心を持っている。
善人がたくさん金を稼げば、世の中が良くなっていく。一方で悪人が金を多く稼いだら世の中がどんどん悪くなる。しかし残念なことに、悪人ほど金に執着し金を稼ぐことに貪欲である。だから、善人は、金をしっかりと稼ぎ、豊かになる義務があるのだ。