四柱推命は私たちの人生に多くのことを示唆してくれ

四柱推命の話

四柱推命とは、中国の占術体系の中でも最も魅力的でユニークなシステムである。この体系は他に類を見ないほど論理的かつ簡便であり正確に物事を伝えてくれる。基本的には、生まれた瞬間に宿命が決まりるが、それは、人生を決める要素の30%程度である。それ以外に、運の部分が20%、風水が10%で、ここまでが60%になる。そして、残りが選択と行動や陰徳、勉強といったものが40%を占める。人生に最も大きな影響を与えるのが、選択と行動や陰徳を積むこと、そして勉強することなのだ。(内田游雲)

プロフィール:内田游雲(うちだ ゆううん)
ビジネスコンサルタント、経営思想家、占術家。中小企業や個人事業等の小さな会社のコンサルティングを中心に行う。30年以上の会社経営と占術研究による経験に裏打ちされた実践的コンサルティングには定評がある。本サイトの「洩天機-運の研究」は運をテーマにしている。他にも宇宙の法則や社会の仕組みを理解し経営を考える「気の経営」を運営している。座右の銘は 、「木鶏」「千思万考」。世界の動きや変化を先取りする情報を提供する【気の経営(メルマガ編)】も発行中(無料)

占いに必要なのは人生経験

私の主な仕事は、企業のビジネスコンサルタントである。ただ、経営というものは、じつは多くの部分が世の中の流れに左右される。感覚的には、60%位がこの流れの部分になる。だから、どれだけ努力しても、どれだけ経営理論を勉強しても、上手くいかない場合もあるし、何もしなくても大発展する人もいるのだ。

本気で、経営を指導しようと考えると、この努力や理論といった部分以外も考えなくてはいけなくなる。具体的に、何をするかというと、企業の経営者の運を改善し、どの方向へ進みどのような選択をすれば最大の効果が上がるのかをアドバイスすることも多い。

このときに、中心的に使うのが四柱推命である。つまり、占いを経営改善に使っていうということだ。

四柱推命とは、中国の占術体系の中でも最も魅力的でユニークなシステムである。この体系は他に類を見ないほど論理的かつ簡便であり正確に物事を伝えてくれる。

ただし、仕組みが簡便であるだけに、その解釈には、多くの知識や、人間に対する深い理解、さらには多くの人生経験がが必要になります。特に大事な部分が、この人生経験で、これがないと四柱推命は、人生を読み解くことができず、単なる命式の表面的解説に終わってしまうことになる。

私が、こうした占術を、経営改善に利用し始めたのが、55を過ぎてからだ。それまでは、経営理論やマーケティング理論、セールスや集客の勉強をひたすらして、そうした知識を使って企業のコンサルティングを行い、自分でも会社を35年にわたって経営してきた。

こうした知識の上に、初めて占術を乗せることができるようになったのである。

孔子の言葉に

「吾十有五而志于学、
三十而立、四十而不惑、
五十而知天命、六十而耳順、
七十而従心所欲 不踰矩」

     (論語・為政)

とある。

このように、人生の多くの経験を積んだ上で、初めて命について理解できるようになるのだ。だから、私は若い人に占い師になることはおすすめしない。なぜなら、人生の経験が足りていないからだ。他人の人生を推命するにあたって、人生経験の少なさは、致命的な欠陥につながりやすい。

特に中国の占術体系は、基本的に「道(タオ)」に根ざしている。ということは老子を理解できるようになって、初めて使えることを意味している。

四柱推命とは何か

四柱推命は長い歴史を持ち、私たちの文化の中に深い影響を与えている。

この四柱推命は、出生時をもとに将来を予測するというシステムだ。私たちの出生時には四つの極めて重要な情報が含まれている。それは「年・月・日・時」だ。

この情報は、人それぞれの人生の中の構成要素を示す青写真のようなものであり、その人の人格、職業の方向性、結婚、金銭や健康面、人生の周期の浮き沈みの全てを明らかにする。

つまり四柱推命の四柱とは、「年・月・日・時」の四つの情報のことを表す故にその名前があるのだ。

出生情報に関係している四柱推命は、 暦と密接な関係がある。四柱推命が採用する中国の暦は五行の暦で天干と地支と呼ばれる二つの漢字の組み合わせで成り立つ。この暦は、中国の夏朝時代に使われたことから夏暦として広く知れ渡っている。

夏暦は伝統的な太陰太陽暦であり、四季の影響を反映し農民たちが農作業の計画のために、参考にしていたため農耕暦とも呼ばれている。また夏暦は黄帝によって作られたと伝えられている。

黄帝は非常に力を持った伝説の人物であり、紀元前2700年頃黄河一帯を支配し天干と地支を発明し紀元前2697年にそれを元に暦を開始した。なぜこのような正確な年が判っているかというと、黄帝建国記念日が「甲子年・甲子月・甲子日・甲子時」とされているからだ。ここから逆算して、紀元前2697年に夏暦は、始まったとされている。

そしてこの暦が、現在の四柱推命の必要不可欠な基礎的な部分となるため、この紀元前2697年を四柱推命の始まりと考えることができる。大げさに言えば四柱推命は4500年の歴史があるということができるかもしれない。

四柱推命の歴史

中国の歴史の中で、四柱推命は私たちが今日使っている形式に到達するまで、かなり進化・精錬されてきた。初期の段階ではある人の運命を分析する際に出生年に重きが置かれ焦点が当たっていた。日本の気学などは、この傾向が強くでている。

また、私たちは十二支を使って出生年にちなんだ動物からある人の将来を推測するという古典的な考え方をよく見かける。一方で、出生日をその人を象徴するものとして焦点を当て、今日の四柱推命の正式な体系を整えたのは、西暦900年前後の時代を生きた宋代の徐子平と呼ばれる学者だとされる。

彼の時代を経て、四柱推命は現在の「年・月・日・時」を使った形式に再構築され、日にちをその人を表すものとして強調するようになった。それ以来、四柱推命のことを「子平」とも呼ばれる。この子平という言葉は、あにはからんや、水のバランス(水平)を意味する。(子は五行で水に分類されます。)

このバランスという考え方が、まさにこの体系の背後にある基本的な哲学であり、私たちは人生の中で五行のバランスと調和を求めることを求めらるという考え方だ。

また、四柱推命は、子平の他に「八字」とも呼ばれている。四柱推命の「年・月・日・時」を示す暦の中では、天干と地支で八つの漢字が使われ、それぞれの情報を表す。そこから「八字」という呼称も多く使われている。

それぞれ「四柱推命」「子平」「八字」別個の呼称ですが全て同じ四柱推命のことだ。しかし、四柱推命という呼び方が、もっともこの占術の意味を表していると私は考えている。

なぜならば、四柱推命は命理とも呼ばれこれは命の理論という意味になる。命とは、その人が持って生まれた宿命といったものだ。

この四柱推命という呼び方は、四柱を使って命を推し量るという意味である。そしてこの命と運がまさに四柱推命が得意とする分野なのだ。

占いの基本的考え方

四柱推命は私たちの人生に多くのことを示唆してくるが、どちらかというと、四柱推命は潜在的な才能や性格の傾向のみを示してくれるものと捉えるべきだ。

そもそも、出生日において全てが決定されるのであれば、人間の人生は完全に受動的であり、自分でコントロールすることはできないということになる。しかしこれは真実ではない。

世の中には全く同じ四柱推命の命式を持つ人、つまり同じ年月日時に生まれた人たちがたくさんいる。例えば、ビル・ゲイツと同じ日時に生まれた人は、世界中に何十万人もいるはずだ。しかし、その中でもビル・ゲイツはたった一人だ。何十万分の一ということは、ほとんど奇跡のような存在である。

つまり、ビル・ゲイツは激レアな存在だということだ。多くの占いの本などでは、有名人の例が挙げられて解説されているが、これは、ほとんど意味をなさない。有名人になることがそもそも激レアだからだ。

この事実からわかることは、その人の人生を決めるのは、出生日時以外にも、多くの他の要素が絡んでいるということだ。だから四柱推命に限らず、総ての占いが人生の細部にわたって全てを与えてくれると期待してはいけない。

基本的には、生まれた瞬間に宿命が決まりるが、それは、人生を決める要素の30%程度である。それ以外に、運の部分(いつどのような運が巡ってくるか)が20%、風水が10%で、ここまでが60%になる。そして、残りが選択と行動や陰徳、勉強といったものが40%を占める。

じつは、人生に最も大きな影響を与えるのが、選択と行動や陰徳を積むこと、そして勉強することなのだ。誰もが人生はを自分自身がどのように選択し、決定し、行動をしていくで決めていく。この自由意志がその人の成功の度合いや、獲得する財産の多寡を決めるのだ。

ここを間違えないようにしたほうがいい。

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