
不幸になる金の使い方
金に引っかかりすぎて、金が一番になってしまうとうまくいかないものだ。金のために誰かを使って、自分だけ得をしようと考える。これが、一番不幸になる金の使い方だ。金は大事にしなければいけないが、金を愛しすぎてしまった場合は、かえって不幸になる。
金に引っかかりすぎて、金が一番になってしまうとうまくいかないものだ。金のために誰かを使って、自分だけ得をしようと考える。これが、一番不幸になる金の使い方だ。金は大事にしなければいけないが、金を愛しすぎてしまった場合は、かえって不幸になる。
よく、「私は、これだけ稼いだ」という人がネット上に散見される。しかし、それは他人には、どうでもいいことだ。大事なことはどれだけ利益を与えてくれるかだけである。つまり人間の価値は、どれだけ与えることができるかによって決まるのだ。
金を稼ぐことより、金を使うことのほうが何倍も難しいものだ。そもそも、金というものは、稼いだだけでは未完成な状態である。金は使って初めて完成するものだ。そして、金を使うことによって自分の人生や自分の周りに影響を与えるのである。
金は稼ぐよりも使い方のほうが難しい。そもそも、何のために金が必要なのか、いくらあったらそれは叶うのか。こうしたことを無視したまま金を稼ごうとするとどれだけ稼いでも不安になる。この不安から金を稼ぐこと自体が目的と化して常に足りないと感じるのだ。
金が欲しい欲しいと、そればかり考えている人がいる。しかし、今の日本においては最低限必要な暮らしをすることは、できるようになっているはずだ。それでも足りないのは、金の使い方に無駄があるからである。
金の使い方のうちもっとも危険なのが、何となく使うという状態である。現代社会においては、知らず知らずのうちに大金を浪費させるような仕組みがあちこちに存在する。月々○○円という言葉で、結果的についつい大金を使わせるようになっている。
金と人生というのは切っても切れない関係にある。金についての考え方はそのまま生き方に現れるのだ。特に金の使い方には生き方がそのまま出現する。劣等感の大きな人は金でその劣等感をカバーしようとする。怒りをいつも持っている人は怒りに任せて金を使う。
お金の問題はその根底にお金に対するイメージがそのまま現れている。現在お金の問題を抱えている人は、お金にたいする感情がネガティブになっている。反対に現在の経済状況が良い場合は、お金に対してポジティブな感情がその状況をもたらしているのだ。
金は稼ぐことより使い方のほうが難しい。使い方を誤ると大きく非難される。金を稼いで有名になった人は、使い方が露出すると最後には落とされてしまう。これは周囲の妬み嫉みを受けてしまうからだ。金には人間のいろいろな感情がどろどろと渦巻いている。
借金で苦しむようになると、借金が悪いことのように感じてしまうものだ。しかし、よく考えてみれば、自分を信頼してお金を貸してくれたたということは、その時には味方だったはずだ。自分の考え方が変わって、勝手に敵のように感じてしまっているだけなのだ。